
焼豚冷麺とハム冷麺の2種類があり、これまで数々の有名なテレビ番組や名だたる雑誌で取り上げられてきた。冷麺を目当てに各地から多くの人が訪れ、全国にファンをもつ一品だ。関西で冷やし中華を指す冷麺は夏の料理のイメージがあるものの、サカイでは年中味わえるメニューとして親しまれているのも特徴。

現在の店主の母が芸妓のお客さんと一緒に考案したという冷麺は、一度食べれば虜になる独特の味わいだ。冬に注文する人が多いというのもうなずける。
店では冷麺以外の料理も充実しており、町中華としても地元民に支持されている。メニューをのぞけば何種類もあるラーメンや餃子、酢豚、かに玉など、目移りしそうなラインナップ。冷麺のタレをベースにした天津飯は、隠れた人気メニューなのだとか。広々とした店内には小上がりの席もあり、小さな子どもがいる家族連れにも利用しやすいのも嬉しい。老若男女に愛される[みその橋 サカイ]は、京都のグルメを語るうえで間違いなく外せない一軒だ。