
西院で注目を集める新時代の角打ち[TRAM(トラム...
京都市内に6店舗を構える1927年創業の[甘党茶屋 梅園 三条寺町店]。歴史ある建物をリノベーションした[甘党茶屋 梅園 三条寺町店]は風情ある雰囲気とアクセスの良さに加え、同店舗のみの限定メニューもあるため、地元民から観光客まで多くの人々の心を掴んでいる。
京都市内に6店舗を構える[梅園]の中でもレトロで歴史を感じる外観の[甘党茶屋 梅園 三条寺町店]は、歩いているとふと足を止めてしまう人目を引く存在だ。外国人はもちろん、日本人でもこの雰囲気に入店前からわくわくした気持ちになるのではないのだろうか。
風情ある町家造りの外観はもちろん、現代ではなかなか見ることのない食品サンプルが飾られていることもノスタルジー感溢れる点である。サンプルのショーケースにはみたらし団子やわらび餅をはじめ、汁粉やぜんざいなど梅園の定番メニューが並ぶ。ラインナップを見ると人気の商品が一目でわかるのも良い。加えて、[甘党茶屋 梅園 三条寺町店]には同店舗限定メニューがあることも魅力の一つとなっている。
創業当時の雰囲気を残し続けている店内はまるでタイムスリップしたかのような風情あるつくり。ほんのりとした灯りのムードあるランプが飾られた内装は、歴史ある空間にいるという高揚感をより一層高めてくれる。
ゆったりとしたソファー席に座ってメニューをめくると、まず最初に[甘党茶屋 梅園 三条寺町店]の限定メニューの花点心が目に入る。花点心はあんの花束、みたらし団子、わらび餅二種(抹茶と黒糖)、栗の渋皮煮、抹茶クッキーなど甘味6種類がのった豪華な盛り合わせである。
他にも、[梅園]創業以来名物のみたらし団子や季節限定のお汁粉やぜんざいなどが載ったメニュー表は魅力的なものばかりで何を頼むか迷ってしまう。季節に合わせた商品を提供している点も、訪問時の楽しみが増えるポイント。
みたらし団子やわらび餅などはテイクアウトも可能。店内で試して気に入ったものをお土産にできるのも嬉しい。
オーダーしたのはもちろん、店舗限定メニューの花点心。運ばれてきた花点心は、感嘆の声が漏れる程の美しさ。
みたらし団子からはほかほかと湯気が立ち、出来たてで提供されていることがわかる。しっかりと炙られた餅は香ばしく、作りたてとあってやわらかさが堪らない。そこに秘伝の甘辛いタレがたっぷり掛かることで、一口食べると笑顔にならずにはいられない美味しさである。
あんの花束は若い世代にもあんこの菓子を食べてもらいたいという思いから三代目店主の西川葵氏によって考案された。餡をモチモチとした生地で包み、カラメリゼしたアーモンドを添えて花束に見立てた本商品は目にも美しいだけでなく、和と洋を兼ね備えた新しい味わい。
他にも、渋皮煮は栗のほくほく感をしっかりと残し、抹茶クッキーは抹茶本来の苦味にあんこを合わせて渋味と甘みの調和を重視、わらび餅二種(抹茶と黒糖)を用意しひんやり冷やして提供するなど、温度や味わいに工夫が凝らされている。
花点心980円
世の中の流れとともに、歴史ある老舗も変化を遂げる時代となってきた。もうすぐ100周年を迎えるこちらのお店も例に漏れず、甘味茶屋、カフェ、洋の要素を加えた創作和菓子の販売など新たな挑戦を多く行っている。
昔ながらの和菓子も変化を求められる今日ではあるが、ただ変わるのではなく、変化させるべきとそうでない部分をしっかりと見極めながら前進していく[梅園]は和菓子界の革新的な存在だ。花点心はまさにそうした店の理念を反映したメニューだと感じた。
取材件数年間600件以上!京都・滋賀を知り尽くした編集部厳選のお取り寄せサイト。
今なら公式LINEお友達登録で500円OFFクーポン発行中!!
毎週金曜日の朝8時に配信!教えたくなる新店情報からイベント情報まで、 知っていると役に立つ京都の記事をお届けしています。 約2万人が登録中。お友達追加はこちら!