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2024.1.24
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ANDO内観

五条にある体験型コンセプトショップ[ANDO]で絞り染めの美の世界を体感

2023年10月17日 open

今年創業100年を迎えた老舗の和装小物メーカーが、絞り染め体験型コンセプトショップとして開いた[ANDO]。店内は[ANDO]が手掛けた絞り染めの商品で鮮やかに彩られている。
「商品はすべて職人が手絞りで仕上げたもの。京鹿の子絞から始まった絞り染めの手法を受け継いでいます」と企画生産部の堀口さん。以前この辺では絞り染めを商う店が多く見られたが、和装離れの時代とともにその数は少なくなったという。

ANDOイメージ

[ANDO]は絞り染めの文化を守り伝えるため、現代のライフスタイルにも合わせてアレンジ。暖簾をくぐるとすぐ目の前でディスプレイされるSHIBORI BAGシリーズは、まるで現代アートの作品のようだ。三浦絞りや手蜘蛛絞り、ボタン絞りなど、絞りの種類や素材によって変わる豊かな表情が楽しい。思わず触れたくなる独特の立体感を活かしたバッグはアクセサリーのように目を引き、絞り染めの新たな可能性を感じさせる。

ANDOのSHIBORI BAG

バッグ全体に絞り加工が施されたSHIBORI BAGシリーズ。中に入れるものに応じて形状が変化し、容量もたっぷり。右からSHIBORI BAG HAM-34 Cream4400円。手蜘蛛絞りによるトゲのようなダイナミックなデザインだが、上品な質感で使いやすい。SHIBORI BAG HAM-32 Dusty Pink2420円はウェービーな三浦絞りと色合いで女性らしい雰囲気。肩に掛けやすいショルダータイプ。SHIBORI BAG HAM-12 Gray2750円は、その名の通り、ボタンがいくつも付いているようなボタン絞りで全国的にも珍しい手法

ANDO 絞り染め体験

店では奥の工房で絞り染めの体験ができるのも魅力。職人さんの手ほどきを受けながら、手軽に絞り染めを楽しめる。体験をしなくとも、ガラス張りの工房で染色の作業風景が見られることも。見て触れて体験して、絞り染めの伝統の世界に浸りたい。

ANDO 絞り染め体験

絞り染め体験はTシャツかトートバッグ、巻き上げ絞り染めか板締め絞り染めを選択。いずれも5500円で所要時間90分ほど。3日前までにネットで要予約

ANDO

  • アンドウ
  • 2023年10月17日 open
  • 京都府京都市下京区柳馬場通五条上ル柏屋町327
  • 地下鉄「五条駅」出口1から徒歩7分
    京阪「清水五条駅」出口3から徒歩8分
  • Tel.075-341-0361
  • 9:30~17:00
  • 土・日曜、祝日休
  • 駐車場無
  • https://ando-kyo.co.jp/
  • PHOTO/夏見タカ、TEXT/板倉詠子
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