洛東の紅葉の名所[真如堂]
承応3(1654)年創建の臨済宗南禅寺派で、後水尾天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建され、代々皇女が住職をつとめる尼門跡寺院。2024年は庭園内の蔵において、雪舟・円山応拳・狩野探幽を含む狩野派の掛け軸を一挙初公開する。間近で見られる貴重な機会だ。通常は非公開だが、春と秋の年2回特別公開されており、春はツツジや椿、秋にはイロハモミジやトウカエデなどが境内を彩る。書院には狩野派作と伝わる障壁「四季花鳥図」、本堂には如意輪観音(にょいりんかんのん)像を安置する他、御所人形や絵カルタなど皇室ゆかりの寺宝が所蔵されている。(※本堂内は立ち入り禁止)。
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