一乗寺の[圓光寺]で絵のように美しい庭園を眺める
2022年6月1日 open
雪平鍋の中に水を注ぎ、昆布といりこをポン。コンロの火にかけて沸騰したら弱火で3分。マグロ節を入れたポットに注げばダシが完成。こんな簡単に、こんな美味しいダシがひけると教えてくれる、店主の井上さん。「月一回だけでも昆布を使ってダシを引いてみて欲しい」という思いを胸に、朝ごはんや昼ごはんとして、だし料理を提供。傍らではkantanだしキットなどの販売も行っている。
「6年前、ずっと仕入れていた昆布の取り扱いがなくなり、昆布が減っているってことを実感したんです。すぐ北海道に向かい、礼文、羅臼、利尻などの生産地を巡り、現地の人たちに現状を聞いて。50年前と比べると生産量は半減、このままだと昆布だしが味わえなくなるかもしれないと思いましたね」。
昆布や魚介の減少を止めるために何ができるか分からなくても、今味わえるダシの美味しさに感謝することはできるはず。「ここで削りたてのだし料理を気に入ってくださって、だし文化を少しでも日常に取り入れる人が増えれば、何かが変わっていくかもしれない」と微笑む井上さん。カップで提供するnomu oだし500円のテイクアウトや夕方のdashiスタンドも楽しい、だし愛に溢れた店、一度のぞいてみて。
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