外国人観光客との交流が楽しくなる!京都市と『キクタ...
「自然光がたっぷり入る工房で作業するのは私だけ。100%自分の手で作れる喜びを感じています」と穏やかな笑みを浮かべる西原金蔵さん。65歳になったら一旦[オ・グルニエ・ドール]を卒業することは、ずっと前から決めていたのだそう。一年間の充電期間に夫婦ふたりでできることを考え、2019年に開いたのは、コンフィズリー=砂糖菓子の店だった。
以前、お菓子教室を開いていた空間でマダムとふたり、注文を聞いて、自家製のシャーベットを運んで、他愛のないおしゃべりを楽しむ。隔週土・日曜、月日ほど大切なゲストを出迎えている。
細い路地の奥にあった初期の[オ・グルニエ・ドール]オープンより前。アラン・シャペル氏の専属パティシエ時代から「中がやわらかく、表面がパリッとしたお菓子」というシャペル氏からの課題に向き合ってきたそう。その答えを導き出すヒントとなったのが和菓子の琥珀羹だった。繊細な作業を繰り返し、フランス的感覚で香りや風味を閉じ込めたコンフィズリーは、まさに食べる宝石。
「一粒でも多くお客さまに届けられるよう作業していると、一日があっという間に過ぎていきます」と言うシェフのやさしさも、美しい結晶の中に閉じ込められている。
店主 西原 金蔵さん
アラン・シャペル氏の元で働き、帰国後は[ホテルオークラ神戸][資生堂パーラー]などに勤務し、2001年独立。2018年 [オ・グルニエ・ドール]を閉店後、2019年に新店をオープン。
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