まもなく創業70周年を迎える[洋菓子のバイカル 下...
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[齊藤酒造]の主人とその家族によって守られてきた建物が、2019年6月、フレンチ[水ノ雅 KYOTO FUSHIMI]として生まれ変わった。
伏見生まれのシェフが伏見の農家さんが育てた野菜を料理に仕上げ、食後のコーヒーやお茶も伏見ブランド。みりんや酒粕、鰹だしを使うなど和の素材をさりげなく取り入れ、佇まいと調和する味わいに構築されている。
また組子の欄間、綱代の襖、クギ隠しなど小物に至るまで、店内は良質な建具の宝庫。「実は今回の改装で、ネジやクギは一本も使っていないんです。ライティングによって梁を際立たせたり、ダイニングの家具をアンティークで揃えるなど、原型を可能な限り残して、より美しく見えるよう尽力しました」と語るのはマネージャーの青山さん。邸宅を守ってきた家族の愛情も、しっかり受け継がれている。
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