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2024.5.26
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妙顕寺

西陣の秘境寺[妙顕寺]で楽しむ紅葉

今出川駅から徒歩約10分、閑静な住宅街に佇む[妙顕寺]。数年前まで一般に開かれていなかった寺院のため、紅葉スポットとしてはまだあまり知られていない穴場スポットだ。
1321(元亨元)年、日像上人により創建。後醍醐天皇の命により国家鎮護・皇室繁栄などを祈願する勅願寺として認められた寺院で、現在でも皇族の方々が訪れる。広々とした敷地内は自然豊かで、春は桜、初夏は青もみじ、秋は紅葉を拝むことができるなど、日本の美しい四季を感じられる。また多くの仏像が安置された大本堂や4つの庭園など見所も多いので、時間をかけてじっくり参拝したい。

1.紅葉が際立つ配置に注目

総門から本堂に臨む参道は、両側から紅葉と松が出迎えてくれる。交互に配置されており、秋は松の緑と紅葉の赤のコントラストが美しく映える。

妙顕寺

2.必見! お堂前の二基の灯籠

妙顕寺がこの地に移った当時からある灯籠。向かって右の灯籠が崩れているのは天明の大火の被害の名残。また左の笠の裏側には龍の彫刻が施されている。

妙顕寺
妙顕寺

3.趣異なる 4つの庭園

尾形光琳の作品をもとに作られた「光琳曲水の庭」や白砂の「四海唱導の庭」など4つの趣が異なる庭がある。

妙顕寺
妙顕寺
妙顕寺

4.思わず見入る圧巻の家紋集

1975(昭和50)年、老朽化で大本堂の天井が崩れた際、寄進をしてくれた方々の家紋を入れたもの。中には珍しい家紋もあり、長く見ていても飽きない。

妙顕寺
妙顕寺

5.釈迦の教えで守護神となった母鬼

天皇がお詣りされていた鬼子母神が祀られたお堂。手に持つザクロの枝には子どもを守る神として子孫繁栄の願いが込められおり、お堂前にはザクロの木がある。

妙顕寺
妙顕寺

紅葉シーズン情報

  • 見頃/例年11月中旬~12月上旬
    秋の特別拝観『令和6年 秋の特別公開 』
    拝観期間/ 2024年11月16日(土)~12月8日(日)
    拝観時間/10:00~16:30(最終受付/16:00)
    拝観料/800円(小学生以下無料)
    秋の特別拝観『ライトアップ』
    拝観期間/ 2024年11月16日(土)~12月8日(日)
    拝観時間/18:00〜20:30(最終受付/20:00)
    拝観料/800円(小学生以下無料)

妙顕寺

  • みょうけんじ
  • 京都府京都市上京区妙顕寺前町514 
  • バス停「堀川寺之内」から徒歩5分
    地下鉄「鞍馬口駅」から徒歩10分
    地下鉄「今出川駅」から徒歩15分
  • Tel.075-414-0808
  • 駐車場15台(有料)
  • https://www.instagram.com/kyoto_myokenji/
  • https://shikaishodo-myokenji.org/

  • 【通常拝観】
    拝観時間/10:00~16:30(最終受付/16:00)
    拝観料/500円
    ※現在書院の改修工事中(工事期間は令和7年3月までを予定)につき、庭園など一部拝観不可。詳細はWEBサイトにて随時更新。

    PHOTO/夏見タカ、TEXT/野村真帆
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