

2020年10月2日 open
そば好きを唸らせた手打ちそばの名店から、創意溢れる天ぷら割烹。そしてフライ洋食へジャンルは変われども、その根底に流れる食に対する誠意は変わることなく、独自の美食を追求してきた店主の中村一臣さん。2020年秋の移転を機に、店名に付くワードを「いまから」と変えたのを聞いて、「今度は何が始まるのか」と期待を膨らませた人たちが、新天地のカウンターで目にしたのは、ピンピンッと立った衣が美しい海老フライだった。
目の前で伸ばして茹であげる締めの麺には、全粒粉にレンコンの粉などをブレンド
「実はね、いつか年齢を重ねたら海老フライの店をしたいなぁって、結構前から思っていたんです」と、大いなる海老フライ愛を教えてくれた中村さん。「中学生の時にある喫茶店で食べた、海老フライサンドが劇的に美味しくて。大人になって近い味を探したけれど見つからない。ならばと、自分で作り始めたんです」。
店主 中村一臣さん
1997年に手打ちそば処を開店。10数年後、訳あって天ぷら割烹へと転身。2020年にはフライへと主役をシフトして常連を驚かせた
こちらで提供されるのは、天ぷらの技術を活かしたフライ。綿実油と太白胡麻油で、カラッと揚げたチキンカツや海老フライは胸焼けとは無縁だ。またランチコースでは前菜とメインの2回、海老フライが登場する構成も自由でのびやか。今の自分にまっすぐ正直、遊び心を忘れない料理人のカラッとした笑顔が、また明日も頑張ろう!と元気を与えてくれる。
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