イタリア語でおしゃべりという意味を持つ［Chiacchiere（キアッケレ）］。
その由来通り、美味しい料理をお供に会話を楽しむ人々で店内は賑わっています。

住宅街にひっそりと佇む［Chiacchiere］は、間口こそ広くは無いものの、扉を開ければ開放感のある空間が奥へと続きます。

店主・辻川さんのご実家をリノベーションしたという店内には、改装前から大切に残された風情ある坪庭の姿も。

厨房を囲むようにL字のカウンター席と、奥には坪庭を眺めながら食事を楽しめるテーブル席が配されています。

イタリアの世界観が随所に散りばめられたスタイリッシュな内装ですが、どこか心がホッとする、地元の人が気軽に集える食堂のような雰囲気も、魅力のひとつです。

神戸で料理人として歩み始め、その後フィレンツェからシンガポールへと3年間にわたって経験を積んだ店主の辻川さん。

店内の黒板に書かれている自慢のメニューの中から、今回はランチタイム限定のコースをセレクト。
選べるパスタに前菜5種盛りとドルチェ、食後のドリンクが付いた大満足のランチコースです。

店内に漂い出した調理中の香りに食欲をさらに高められた頃、まずは前菜5種盛りが登場しました。

白インゲンや季節の野菜など、趣向を凝らした料理の数々がワンプレートにギュッと集結。
それぞれの素材が持つパワーを最大限に活かした味わいで、思わず顔がほころぶ美味しさです！
イタリアの世界観を取り入れた色鮮やかなプレートは主役の料理を引き立て、お腹も心も大満足の前菜でした。

メインの選べるパスタは、赤牛とシカのボロネーゼ、魚パスタなどの厳選した食材を用いた多彩なパスタが4種類ラインナップ。（訪問時）

悩んだ末、今回は季節感のある豚スネラグーと冬野菜をお願いしました。

弾力のあるパスタがソースと具材をたっぷりとまとい、思わずうっとりする美味しさに感服！

旨味をぎゅっと凝縮した味わいだけど決してしつこくなく、ぺろりと平らげてしまえる至福のパスタでした。

明石から送られてくるという魚メニューもおすすめなのだそう。
季節や時期によって食材は変化するので、また次に訪れる楽しみができるのも嬉しい。

メインの後にはお楽しみのドルチェが登場！
3種類ラインナップしていたドルチェメニューの中から、この日はイタリアの伝統的なチョコレートケーキだというトルタカプレーゼをエスプレッソと共に。
リッチなチョコレートの味わいと、エスプレッソの奥深い苦みは、相性の良さ間違いなし！
締めくくりにふさわしいドルチェを堪能できました。

前菜からメイン、ドルチェまで多彩な料理が揃って2500円という価格は、驚きの高コスパランチです。

本格イタリアンを堪能できる［Chiacchiere］を紹介しました！
京阪「三条駅」から徒歩5分というアクセスの良さとは裏腹、閑静な住宅街にひっそりと佇む［Chiacchiere］では、本格的で高コスパのイタリアンランチに出合えます。
時期によって食材や料理のラインナップが変動するので、何度でも訪れたいお店。

肩肘張らずカジュアルにイタリアンを楽しめる［Chiacchiere］をお気に入りランチのレパートリーに加えてみては？