まずは畑の見学へ
「種から胃袋まで」をテーマに、農薬、化学肥料を使わない栽培教室を行なっている「つちの塾」では、1年を通して旬の野菜を栽培しています。自分が育てたい野菜や穀物を選び、いちから育てていきますが、取材をした6月上旬は“バジルの植え付けの時期”ということで今回はバジルの植え付けを体験させていただきました。塾生が実際に育てている夏野菜ゾーンや田植えゾーン、蕎麦の実ゾーンなども見学させていただくことに。鳥避けなどは塾生の方が自ら取り付けをしてるそうで「大事に栽培しているな。」と感心しました。
バジルの植え付けを体験!
種からつちの塾で植えて苗まで育てたという立派なバジルを畑に植え付けていきます。スコップで土を掘って、バジルの苗を掘ったスペースに入れて土を被せたらOK。とっても簡単!「こんな風に土いじりをするのはいつぶりだろう…。」と、小学生の頃に公園でよく作ったカチカチの泥団子を思い出しました。ここで植え付けたバジルは7月になると収穫できる大きさに成長しているそうです。収穫したバジルは、バジルソースやドレッシングに。作り方も教えてくれるそうですよ。
温かなスタッフさんと
自然に癒される
つちの塾を管理する田中さん(左)と「なんとなく体験してみたら耕作にハマって今に至るんです。」と語る清原さん(右)。初めての参加者には、種まき~収穫までいちから丁寧に教えてくれるので心配無用です。青々とした空と山に囲まれ、ついついボーーっと立ち止まり現実逃避をしてしまうWebLeafスタッフです。「過疎化が進むこの地で、ひとりでも多くの人に耕作に興味を持ってもらえたら。」と話す田中さんの話に少し胸がジーーンとしました。恵まれた土地があるのに活かさない手は無いですよね。
特製ジビエカレーが
待っていた!
1時間ほどの作業を終えハウスに戻ると、塾生さん特製のジビエカレーをごちそうしてくれました!スクールでは、こうやってみんなでお昼を楽しむことができます。ジビエ教室もあるそうです。つちの塾の塾生は幅広く、女性や夫婦、親子、定年後の趣味にと楽しむ男性、パン職人さんや料理人さんなども。自分が植え付けた野菜がちゃんと育つと、栽培の魅力にハマる人が多いのだとか。旬の採れたて野菜は格別だそうです。
つちの塾に集まる仲間との交流も
みんなで楽しみたい方はスクールへ。自分でしっかりと育てたい方は塾生を希望する人が多いとか。11月には「秋の収穫祭」が行われ、塾生が集まって収穫祭を楽しみ、採れたての野菜やジビエ、穀物、フルーツで食卓を囲んで交流を深める機会があるそうです。同じ趣味を持つ仲間に出会える場があることに魅力を感じました。また、毎月行う「共同作業」の日には塾生が集まって、近隣の環境整備活動を行うそうです。そんなつちの塾さんでは、秋田犬のランちゃんが看板犬として迎えてくれますよ♪
野菜の栽培などは自宅で簡単にできると言いますが、道具を揃えたり、栽培方法を調べたりするのが億劫でなかなか手を出せなかったWebLeafスタッフ。ハーブの植え付けを体験してみると、「こんなに手軽にできるんだ!」と意外と簡単なことが判明。野菜はまだまだ手が届かないかもしれませんが、ハーブなら水やりも小まめにしなくても育ってくれるので自宅栽培を始めてみてもいいかも…。土に触れることも新鮮で楽しかった!
野菜やバジルの栽培法を基礎から学びたい人向き自分で作った野菜を食べてみたい人向き種まきから収穫まで面倒を見たい人向き食材にはとことんこだわりたい人向き