紅葉の隙間から刺す透過光が照らす嵐山にある理想郷[...
日本の仏教史を語る上では決して外すことができない日本の密教の祖・空海ゆかりの寺院。本堂に安置されているのは、日本で2番目に国宝指定された御本尊・薬師如来立像。本堂で常時公開されており、いつでもお目にかかれる貴重な国宝仏像だ。「五感を研ぎ澄ませて感じて欲しい」と住職が話すように、視覚は美しい紅葉、聴覚は鳥のさえずりや川のせせらぎ、嗅覚は新緑が生い茂る山の薫り、味覚は抹茶やお菓子、触覚は参道を登って山門をくぐり境内に入ることで感じる空気感。空海が築いた平安仏教始まりの聖地を肌で感じ、身も心も浄化したい。
驚くほど近い距離で拝顔できる御本尊は、国宝にも指定されている薬師如来立像。一木造りの頂点とも言われるその姿は、荘厳な立ち姿と鋭い表情が力強く、本堂の中でも圧倒的な存在感を放つ。
「錦雲峡」と呼ばれる渓谷が目の前に広がる地蔵院前のかわらけスポット。空海が愛した高雄山々の景色へ向かって、疫病退散や魔除けなどの願いを込めて思いっきりかわらけを投げよう。
梅雨シーズンにこそ[神護寺]を訪れたいポイントの1つは青々とした美しい苔の庭。地蔵院前に一面に広がるモスグリーンは、日本らしい景色で心洗われる。
紅葉シーズンには、苔の青と紅葉の赤のコントラストが美しく映える。
入り口よりもさらに高い場所に位置する本堂前からは、空海たちも見ていたであろう京の山の美しい新緑が目の前に広がる。階段の両側に立つ楓の木からは、透き通るような青もみじの葉が大きく垂れ下がり、青もみじの虜に。
他ではなかなか出合うことのできない餡に柿が入ったモナカは、住職もお気に入りの一品。モナカ1個につき柿半個使われており、ほのかに香るゆずが上品で美味。抹茶を合わせるのがおすすめ。お抹茶セット800円は、かわらけ前の茶店で食べられる。
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