京都にある日本最古のエレベーターが製造・輸入から1...
2022年5月1日 open
「30歳になったら自分の店を持って、楽しく仕事したいという思いがあって。そこにたどり着くために必要な経験ができるよう、動いてきたといいますか」。カウンター越しに話を聞くのも、聞いてもらうのも心地よい、ゲストの心をいい感じに緩ませる原田シェフ。
京都市中央市場の鮮魚店では「おもろいおっさんしかいない」世界を、出張料理人時代には「想像できないくらい裕福」なセレブリティの暮らしを垣間見たそう。いろんな場所に飛び込んで得た知識と人との出会いをつむいで、今年の5月にできた[espace]。
鮮魚は貴重なバイト経験をさせてもらった[浅澤商店]から、野菜は以前から取り引きがあった[石割農園]から届くものを使用する。元気な素材を活かした料理をアテに、グラスワインやシードルをクイッ。ハーフポーションにしてくれるメニューもあり、午後3時から夜中12時まで好きな時間に好きなだけ、オーダーできる自由度の高さが、30~50代に喜ばれている。
シンプルなビストロ料理が並ぶメニューの後半には〟〆のめん〟という気になる文字が。「いろんな節を使ったすっきり系のラーメン、美味しいですよ。2店舗目を開くとしたら、ラーメン専門店かもしれませんね」。原田さんの今後にも注目だ。
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