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人口約2500人の南山城村は、京都府でたったひとつの村。山々に囲まれ中央に木津川が流れるこの村に2017年の春にオープンしたのが、[道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村]である。コンセプトは、南山城村の暮らしのダイジェスト。豊かな自然や京都府産のお茶の約30%を生産する茶畑があり三重県・奈良県・滋賀県に隣接して多様な文化が入り混じる、南山城の魅力がたっぷり詰まった施設になっている。
“村のもん”が並ぶのもん市場では、南山城村の特産品の村茶を使ったむらちゃパウンドケーキやむらちゃプリンなど、オリジナル商品が好評。地元産の新鮮な野菜を始めとした産直商品も充実しており、手づくりおかん弁当も販売している。村茶屋では村茶を使ったドリンクやスイーツをテイクアウトでき、なかでも春摘み抹茶を使用した村抹茶ソフトクリームは道の駅で人気の高い商品。ほかにもおかずが選べて茶飯が付く村定食や茶そば、茶農家のまかないのや焼豚を丼にした焼豚丼などを味わえる村風土食堂つちのうぶ、日用品など必要なものを取り揃えた村民百貨店があり、村での暮らしも感じられる。
道の駅があるのは、京都府南部の相楽地域5市町村を横断する京都いづみチャーミングロード沿い。目の前には茶畑が広がり、日本一茶畑に近い道の駅を自負する。またJR関西本線月ケ瀬口駅からも徒歩5分の距離で、車を使わなくても行けるアクセスの良さも嬉しい。グルメも景色も楽しめる今注目の道の駅に、この週末訪れてみてはいかが。