
代表取締役社⻑の北島輝⼈さんは⼗四代⽬の当主にあたる。戦後に酒造りを再開し、輝⼈さんの祖⽗の代から造り始めたのが代表銘柄「御代栄(みよさかえ)」。
定番ブランドとして、地元で愛される味を守り続けている。「御代栄」には⼤吟醸、⽢酒、リキュールなど多彩なラインナップが揃えられており、例えばオンザロックでガツンとした味を楽しめる「無濾過⽣原酒 びわこのくじら」や、滋賀県が温暖化対応品種として新開発した⾷⽤⽶「みずかがみ」を使⽤したピュアな味わいが魅⼒の「純⽶ みずかがみ」など、好みに応じてマッチする酒を選ぶことができる。
⼀⽅、平成14年に新たなチャレンジとして世に送り出した酒が「北島」。常に新しいことに挑戦しているブランドで、その最⼤の特徴は熱燗にして飲んだときの旨さにある。「北島」には雑菌の繁殖を抑えて酵⺟を育てるために空気中の硝酸還元菌や乳酸菌を利⽤する「⽣酛造り(きもとづくり)」という製法を採⽤しており、⼿間も時間も掛かる。究極の⾷中酒を追求して酵⺟と徹底的に向き合うことで、コクとキレのある味わいが表現されている。