2025年は乙巳（きのとみ）の年。中国の陰陽五行説を元にした十二支を円状に配置した方位吉凶図において、十二支が正三角形の相対関係にくる、巳・酉・丑の「三合金局（さんごうきんきょく）」にあたり、この年は三つの干支のすべてが「金」を表すことから、特に金運や財運の発展が目覚ましく大いに期待できます。
今まで頑張ってきたことの成果が収穫に繋がり、お金や財力が目に見えて形になってくるでしょう。
また巳（蛇）は弁財天の眷属（けんぞく※神様の使い）で、古くから復活と再生の象徴、また財運や繁栄の象徴と言われています。今回は蛇神様・弁財天にちなんだ、2025年の運気を高めるのにピッタリなパワースポットをご紹介します。

たくさんの芸能人や著名人も参拝する［車折神社］。平安時代の儒学者・清原頼業（きよはらよりなり）公をご祭神とし、学業のほか、商売繁盛、金運、良縁に御利益があると知られている。

「祈念神石おまもり」は本殿で祈念した後、肌身離さず持ち歩くことで願いが叶うと言われている。成就したら自宅近くの川や海、山などで拾った石に油性マジックでお礼を書いて神社に持参し、それらをお礼奉納して新しく祈念石守りを授かるお礼参りをしよう。

悪運、悪因縁、厄災消除など、強い浄化の力で心身を清める「清めの社」は、待ち受け画面にすると運気が上昇すると言われる人気のフォトスポット。鳥居の中のご神石に触れてしまうと御神徳が授かれなくなるのでくれぐれも注意を。

敷地内にある［弁天神社］には金銀財宝や幸福、技芸上達を授けて下さる女神様『市杵島姫命（いちきしまひめ）』が祀られている。こちらはお詣りの仕方が独特で、柄杓で水を汲み献水すると水路を伝ってその先にある弁財天の池に水が送られる。こちらにも参拝して金満美麗のご神徳を授かろう。

京都御苑内の［白雲神社］は旧西園寺家の鎮守社で、1869（明治2）年に西園寺公望卿が私塾［立命館］を最初に開いたのもこの場所。御祭神は市杵島姫命（いちきしまひめ）、妙音弁財天（みょうおんべんざいてん）と称される音楽の神様としても信仰されている。
毎年9月の巳の日（巳成金）に金色の小判御守りが授与されるのだが、乙巳の年である2025年はさらなるご利益がありそうだ。

［白雲神社］と同じ京都御苑内に位置し、元・九條家の鎮守社だった［厳島神社］。平清盛が母・祇園女御（ぎおんのにょうご）のために［厳島神社］の宗像三女神を祀ったのがはじまりで、祇園女御・市杵島姫命・田心姫命（たごりひめ）・湍津姫命（たぎつひめ）も合わせて祀られている。

京都御苑の敷地内の社に飾られている弁財天の絵画と、池に掛かる橋や京都三珍鳥居の一つ「唐破風鳥居（からはふとりい）」にも注目を。鴨や鯉達が憩い、情緒漂うパワースポットに一度訪れてみては。

京都と滋賀をまたぐ霊峰、世界文化遺産に登録された比叡山は、京都の東の守りを司る「青龍の山」で、京都御所の鬼門封じとして重要な役割を担っている強力なパワースポットだ。

米俵の上に立つ大黒天を中心に右に毘沙門天、左には弁財天の3面を持っており、これらの神様のご利益を一度に受け取れるのだそう。また豊臣秀吉がこの三面大黒天に出世を願い太閣となったことから、「三面出世大黒天」と尊称されている。大黒様からは縁結び・開運、金運・財運のご利益が期待できる。

三面大黒天のご利益を得るためには、三尊の真言を順に唱えると良いそう。

【大黒天真言】…オン・マカキャラヤ・ソワカ
ご利益／五穀豊穣・出世開運・縁結び・財運上昇・福寿・円満・商売繁盛・開運厄除

【毘沙門天真言】…オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
ご利益／必勝祈願・勉学成就・財宝福徳・武道成就・社運隆昌・厄除開運・心願成就・家内安全・交通安全・商売繁盛・霊祟除災

【弁財天真言】…オン・サラスバティ・エイ・ソワカ
ご利益／財福・美麗・恋愛成就・子孫繁栄・子授け・技芸上達・海上安全・商売繁盛

全国に散らばる寺院・神社の神様、仏様をまとめてお祀りした万拝堂では、堂内の千手観音の周囲に煩悩の数である百八つの数珠玉が並んでおり、一つ一つの玉を手で回しながら時計回りに一周すれば、煩悩は消え失せ気分もすっきり昇華されると言われている。

2016年から2027年まで国宝の根本中堂と重要文化財の廻廊が大改修されており、根本中堂の修学ステージから一般参拝者も屋根の高さまで登って工事の様子が見学できる。訪れた際にはそちらにも注目を。

いかがでしたか？ご利益満載の京都・滋賀のパワースポットへ運気アップを願ってぜひ足を運んでみてくださいね。2025年、皆様のもとに大きな福徳がどんどんと押し寄せますように。

占い師／妃天先生프로필