
パエリア発祥の地、スペイン・バレンシアで毎年開催されているパエリアの世界大会『ワールドパエリアデーカップ』。第4回目となる今年、京都から日本代表に選ばれたシェフの畑下公平さんが、日本らしさとスペインの文化・精神を組み合わせたオリジナルパエリア2種を携え出場。バレンシア現地で各国代表が集まったトーナメント戦を制し、日本人として見事初優勝を果たした。「パエリアで人と人、日本とスペイン、世界を繋げたいんです。“同じ釜の飯を食う”という言葉のように鍋一面に焼きあがったパエリアを一緒に取り分けて食べる、そんな喜びに溢れる時間を大切な人と楽しんでほしい」と畑下さんは話す。畑下さんがシェフが務める[estilo h]では今回世界一を獲った2種両方のパエリアが味わえるディナーコースを期間限定で12月中旬まで披露する。
(写真左)鰻と5種類のキノコのパエリア日本の調理法で蒲焼にした鰻と5種類のキノコを合わせ、仕上げには山椒の醤油煮を混ぜたアリオリソースを。(写真右) 鴨とネギ、バレンシアオレンジのパエリア。テーマは日本でもお馴染みの鴨ネギ。その組み合わせに工夫を加え、パエリアに
鱧の骨と昆布からじっくり取ったダシをすべてのパエリアのベースとして入いるのが畑下シェフ流。サフランと鱧の風味の相性が実は抜群!フレンチ・イタリアン・日本料理の確かな技術と経験で組み立てられたコース料理では、一皿一皿の中でスペインの気風と日本の風土が見事に組み合わさった驚きに、目も舌も、心の底からも楽しめること間違いなし。
カラビネーロ(スペイン海老)の炭焼き海老の濃厚スープ
パエリアの他には、日本の食材とスペイン料理が合わさったメニューを用意。優勝パエリア以外のメニューは時期により一部変更になる場合もあり。
「本物の美味しいパエリアを日本中に伝えたい。パエリアを“炊く”と言わずに“焼く”と僕は言います。ソカラというおこげの部分、味の入り具合とお米の硬さ。ぜひ一度[estilo h]のパエリアを食べてみてください」と畑下さん。この機会に世界を制したパエリアを堪能してみては。
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