創業122年目の漬物専門店[京つけもの 大安(だい...
みなさん、こんにちは。せっかく食べるなら、体に良いものを摂りたいと考える日々が多くなったWebLeafスタッフです。
健康的な食事に関するキーワードで最近よく目にするのが「発酵」。味噌や醤油、みりん、米酢など、日本の伝統調味料は、麹を使って”発酵”させて作られたものが多く、私たちの生活に欠かせないものとなっています。”発酵”は、腸内環境を整えてくれたり、食材の栄養素を胃腸に負担が少なく吸収しやすいように分解してくれたり、栄養素が高まることも期待されているのだとか。
そのような働きから見直されている“発酵”をもっと身近に出会い、楽しんでほしい、という思いから、2月22日(土)に新しいカフェ[漬×麹 Haccomachi(つけ カケル こうじ ハッコマチ)]が誕生します。今回は、どんなお店がオープンするのか、事前にお邪魔させていただきました。
[漬×麹 Haccomachi]を目指して、WebLeafスタッフが向かったのは、三条柳馬場。
とてもおしゃれなこちらのお店、実は創業90余年を迎え、西京漬けで名を馳せる「京都 一の傳」の新ブランドなんです。発酵に加え、西京漬けの”漬ける”という過程も、保存性が高まるだけでなく、漬け込むことで食材そのもの旨みを引き出し、さらに美味しくなることを知っている同社。世界中で日本食の良さが見直されている反面、近年は欧米的な食文化の流入や生活スタイルの変化によって、発酵食品を含む日本食文化がゆらぎつつあることに着目し、忙しい現代社会を生きる女性たちに、発酵の力で生み出される美味しさを体感して生活に取り入れてほしい、という思いから今回のカフェがオープンすることとなりました。
ちなみに、店名の“Haccomachi”とは、「発酵」と、美しい女性を指す「小町」をかけて生まれた名前だそうです。
それでは店内へ。
こちらで使用する発酵食品は、京都生まれの発酵食品が中心なんです。味噌や醤油、酢に欠かせない「麹」を作る麹菌「もやし(種麹)」。こちらの甘酒や塩麹は、そんなもやし(種麹)をつくり続けて、300年以上続く、大和大路松原東入ルにある老舗「菱六」の米麹からつくっています。
その他にも京都に根付く、長年愛され続ける発酵食品をたくさん使用しているそうなので、一部をご紹介すると…
・大豆の旨みを丸ごと味わえる「藤原食品」の京納豆
・代々口伝される「まるさわ」の味を守り続ける「澤井醤油本店」の醤油
・江戸時代から続く伏見の酒蔵「北川本家」の日本酒
・まろやかな味と香りが特徴「村山造酢」の千鳥酢
などを使用しているのだとか。
京都には、長年愛され続ける発酵食品がこれほどたくさんあることも知らず…それだけでも勉強になります!
それでは、ランチをいただくことに。まず登場したのは、様々な食材が揃うランチプレートです。
プレート上段に並ぶ前菜には、左から、ごま抹茶味噌が乗った豆腐、バルサミコ酢で漬けた焼き野菜、味噌漬けにした卵黄、チーズを巻いた生ハム、だし醤油に漬け込んだ玉ねぎ。左側の色とりどりの野菜には、赤味噌ソースをディップしていただきます。メインには、ヨーグルトに漬けて柔らかさが増したジューシーなタンドリーチキン、オリーブオイルと塩麹に漬けたカジキマグロの2種に、添えられたレモン塩をお好みで。加えて、混ぜごはん、べったら漬けのすり流しスープ、自家製の米麹甘酒がついてきます。
どれも”発酵”にこだわった体に良いことづくしのランチプレートは品数も豊富。ちょっとずついろいろな種類を食べたいという思いを満たしてくれる、大満足のランチプレートです。タンドリーチキンは柔らかく、噛みしめるほど旨みを感じることができます。たくさん食べても、発酵食品が中心だと思うと、罪悪感も和らぎそうですね!
その他にも、甘酒・ココナッツミルクをベースにスパイスや調味料を合わせたマイルドな甘酒としょっつるのココナッツカレー、納豆、サーモンの白みそなめろう、生ハムときゅうりの豆板醤和えなど、白ごはんに合う発酵食品を盛り込んだ発酵盛りだくさんBowlもありました。
ココナッツミルクがベースなので、子どもでも食べやすい優しい味ですが、魚醤「しょっつる」が優しいカレーに深みを加えてくれます。別添えされた「甘酒」をかけて味の変化も楽しんで
一気に混ぜるも良し、少しずつ部分毎に楽しむのも良し、健康的なBowlが登場です!使用している「藤原食品」の京納豆は、納豆本来の大豆の深みを感じることができます(提供/漬×麹 Haccomachi)
また、甘酒の飲み比べができるドリンクメニューがあったので、そちらも試してみることに!
先程も試飲させていただいた、店内で作り上げるこだわりの自家製甘酒。無添加で、甘酒の基となる、お米の粒も感じ、程よい甘さが印象的な一杯は、1日寝かせて完成するのだとか。そこに、きな粉、レモン、「澤井醤油」の再仕込み醤油を加えて、少しずつ味を変化させて楽しむことができるのです。醤油はまるでみたらし団子を食べているかのような味。スイーツを食べているかのような感覚になりました。
続いて、約20種のフード、約10種のドリンクが揃うディナーメニューからおすすめをご紹介していただきました。
じっくりと白みそに漬け込んだ柚庵スペアリブは、届いた瞬間から味噌の芳ばしい香りが!ガブッと豪快にかぶりついた後には、アメリカでNo.1の売り上げを誇るといわれるブルームーンビールや甘めのお酒が好みの方には、梅乃宿酒造のあらごしももを使ったサワーを一緒に。ヨーグルトソースとかき混ぜてタルタルソースのようにいただくサーモンの白みそなめろうは、海苔でくるんと巻いていただきます。またデザートには、アイスに温かい甘酒をかけていただく、カシスとバニラの甘酒アフォガート550円もおすすめなんだとか。ランチの印象とはまた違って、ディナータイムにはお酒にぴったりのフードが並び、あれもこれも…と食べ進めてしまいそうでした!
最後にご紹介するのが、テイクアウトもOKなメニュー。ちょっとしたおもたせにも最適な、みそパウンドケーキです。こちらは、京都市内で6店舗のカフェなどを展開する「さらさ」とのコラボスイーツ。「菱六」の米麹パウダーが練り込まれているので、しっとりとした食感が特徴です。ごろっと存在感のある金時豆、味噌の塩味が相まって、バウンドケーキの程よい甘さを引き立ててくれます。
イートインでは、バニラアイスクリームも添えてくれます。
大満足のWebLeafスタッフですが、最後の最後に、気になった季節の果実酢ソーダを持ち帰ることに(テイクアウト商品の提供は3月以降を予定)。
季節の果実を漬け込んだ自家製シロップを作るソーダドリンクは、取材した時季にはみかんを使用していました。こちらには千鳥酢を使用しているので、歴とした発酵ドリンクです!その他にも、お店で漬け込んだ自家製シロップを使ったホットドリンクなども楽しめるそうですよ。
味噌、醤油、みりん、酒、納豆…日頃和食を食べていると、とても身近な存在の発酵食品。なかなか意識して食べないと、その魅力を知れるタイミング少ないですよね。今回[漬×麹 Haccomachi]にお伺いして、実食してみるとこんなにも発酵食品には様々なアレンジがあるのか!と驚くばかり。体に良いだけでなく、見た目も華やかで美味しさも抜群のフードやドリンク、スイーツに大満足なWebLeafスタッフなのでした。
日頃不規則な食生活をしがちなWebLeafスタッフですが、外食でもこんなに体想いなものを取り入れれば、罪悪感も少し減るかも?!と仕事帰りなどにリピートしたくなりました。みなさんも発酵食品をおしゃれに楽しめるカフェ[漬×麹 Haccomachi]をぜひ注目してみてくださいね。
※表示はすべて、税込価格です
※テイクアウト商品の提供は、3月以降を予定。詳しくは店舗まで問い合わせを。
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