気分を上げる手しごとマグカップと過ごす秋の夜長
気分を上げる手しごとマグカップと過ごす秋の夜長
季節の変わり目。夜も肌寒く、温かい飲み物が恋しくなる季節となりました。
作家の手しごとならではの、表情豊かなマグカップを紹介します。
おうち時間やリモートワークなど、家で過ごすことも多いこの時期。
末長く愛用できる自分だけのお気に入りマグカップをお迎えしてみませんか。
【WATAKAMA】自然の中にある造形をヒントに。
ろくろでは表現できない特徴的なデザインが魅力
WATAKAMA(わたかま)は、綿引恒平さんと真悠子さん夫婦による陶磁器ブランド。
おふたりにお子さんが生まれてから、自分たちで使うものは自分たちで作りたいと感じるようになり、うつわ制作を始めたそう。現在は京都 亀岡の地で制作しています。
ふわふわのフリルがついたスカートのような形[skirt]
釉薬の流れ方によって全く違う表情になるのが魅力の[skirt]。
約150〜180mlと容量が少し小さめのタイプで、ブラックコーヒーはもちろんのこと、グラノーラとヨーグルトを入れて朝食のテーブルに出しても素敵。
カラーバリエーションは2種類あり、白色の[カラメル]のほかに、透明感の美しい[あめ]があリます。手づくりのあじわいが魅力のマグカップ。
ゆったりとおおらかなフォルムが魅力の[Hoppe]
この形はWATAKAMAのなかでも特に長く試行錯誤を繰り返して辿り着いたデザインだとか。
取手も大きく持ちやすく、また約230~250mlとたっぷり入り安定感もあるので、ブラックコーヒーやカフェオレ、また温かいお茶をたっぷり飲みたい時におすすめです。
作業場や仕事の合間に、まるで相棒のように気兼ねなく使いたい。使い込むたびにどんどんと釉薬の色合いが馴染んでいく様子もぜひ楽しんでみて。
【友田多紀】その愛らしさに作家が一目惚れした「コジュケイ」のカップ&ソーサー
京焼の窯元で絵付け職人を経て、さらにロクロ成形を学んだ友田多紀さん。
国内はじめ中国蘇州の企画展にも出品するなど幅広く活躍中の作家です。
カップ&ソーサー「こじゅけい」
見ているだけでやさしい気持ちになれる可愛らしいデザインは、ある日、山を散策していて野鳥を紹介する看板の中に見つけたコジュケイ(キジ科の鳥)だそう。
以来、この鳥のことが忘れられず、いろいろ調べていくうちにどんどん虜になっていったという友田さん。
素地から絵付けまですべての工程を自身でこなし、食器・茶道具・オブジェの制作を手掛けられています。
今まで柄は主にエレガントな花を得意としていたが、模様として描いていた花とはまた違い生き物ならではの表情を大切に描れたとのこと。
黄みがかった地色に、コジュケイ独特の柄や色合い、愛らしい表情が絵付けされています。カップの反りも飲みやすくフチに金彩が施されエレガントな雰囲気で、ティータイムを優雅に彩ってくれそうです。
【アルボルセラミカ】手づくりのあじわいと個性が光るなごみ系マグ
作陶家であり絵付け職人でもあるアルボルセラミカの八木美詠子さんは、絵付け仕事の傍らで、自分の興味の赴くままに多種多様な器を生み出してきました。しかも釉薬を考えることから、ろくろや鋳込みなどでさまざまに成形したり、染付・上絵・金彩などの絵付けを組み合わせたりと、器づくりの制作工程すべてを一人で手掛けるというこだわりぶり。
ハチとクマ マグカップ
ぽってりとしたフォルムに、鉄絵で描かれたクマとハチが可愛らしいマグカップ。
素朴な風合いはコーヒータイムに優しい気持ちを運んでくれます。使うたびに和むような気分転換にぴったりのマグカップです。