京都の寺院・神社で出合う!花天井の名所10選
大同4(809)年に弘法大師が神護寺の守護神として創建した、山城国最古の八幡宮である。現在の社殿は文政9(1826)年に仁孝天皇の命を受けて修復されたもの。本殿内陣の花天井は当時のものであり、花やカンゾウといった薬草などの植物が44面に渡り極彩色で描かれている。毎年春と秋に公開され、椿や高雄もみじの名所としても有名だ。
大同4(809)年に弘法大師が神護寺の守護神として、自ら描いた僧形八幡神像をご神体に創建。山城国最古の八幡宮である。室町時代に焼失したが、時の将軍・足利義満によって再建された。現在の社殿は文政9(1826)年に仁孝天皇の命を受けて修復されたもの。本殿内陣の花の天井も当時のものであり、花やカンゾウといった薬草などの植物が44面に渡り極彩色で描かれている。毎年春と秋に公開され、宮司の佐々木俊輔さんの解説とともに拝観することができる。椿や高雄もみじの名所としても有名で、秋の特別公開では見頃と重なる時期も。合わせて楽しみたい。
文政10(1827)年に画工・綾戸鐘次郎藤原之信が手がけた。かつて梅ヶ畑一帯が薬の産地だったために、薬草なども描かれているのだとか。
境内には200種300本の椿が自生。本殿東には樹齢500年の平岡八幡ヤブ椿、社務所の庭には樹齢200年のしだれ八重白玉椿があり、見頃は3月下旬から4月の上旬頃。椿の小径と呼ばれる庭もあり、11月下旬から早咲きの椿が楽しめる。
社務所の庭で見られる金魚葉椿。葉の先端が金魚の尾のようにいくつにも分かれた珍しい品種で、ユニークな姿が人気を呼んでいる。葉っぱはちぎったりせずに、観賞して楽しんで。
鳥居の先には200mの参道が続く。両脇に高雄もみじと桜の木が連なっており春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が美しい。また葉っぱと銀杏がくっついたオハツキイチョウという、全国に約20本しかない貴重なイチョウである。
本殿の屋根の妻飾りである懸魚(けぎょ)の8ヶ所に、瓢箪の紋の切り抜き模様が見られる。これは豊臣秀吉の千成瓢箪を表しており、秀吉が寄進した証とされる。参拝の折に探してみたい。
取材件数年間600件以上!京都・滋賀を知り尽くした編集部厳選のお取り寄せサイト。
今なら公式LINEお友達登録で500円OFFクーポン発行中!!