
【寄稿記事】どうしてもインドカレーが食べたくなった...
地下鉄[烏丸御池駅]から徒歩4分。堺町通り沿いのマンションの一画でひっそりとオープンしている[月ヶ瀬]。その屋号は梅の名所にちなんでつけられたそうですが、こちらは梅の専門店ではなく、昭和元年に京都で創業された老舗の甘味処です。
「あんみつの月ヶ瀬」と古くから親しまれている通り、その名物はあんみつ。
さらにみつまめに粟ぜんざいに抹茶パフェ……と、甘味好きにはたまらないラインナップに心躍ります。
[月ヶ瀬]を訪れたのは、寒さが厳しい2月の日曜日。12時のオープンにあわせて入店すると、続々と後客が絶えずあっという間にほぼ満席に。
店内には8人掛けの大きなテーブル席に、4人席が2つと2人席が4つ。こじんまりとした空間ながら、高い天井とガラス窓から差し込む陽光のおかげで、とても開放的な印象です。
もうすぐ桃の節句ということもあり、棚の上にはかわいらしいお雛様。
子どもが喜びそうな絵本やパズルも用意されており、由緒ある老舗でありながら、どなたでも気軽に訪れやすい温かい雰囲気も魅力のひとつ。これも[月ヶ瀬]が京都で長く愛され続ける理由かもしれません。
苺クリームあんみつ1500円。ココナッツ風味のわらび餅と金柑ミルク寒天がアクセント
10分ほど待って運ばれてきたのは、旬の苺「あまおう」を贅沢に使った苺クリームあんみつ(1500円)。外に吹く寒風を忘れるくらい、キラキラと華やかなひと品に目が釘付けになります。
ほっくりとした小豆ぜんざいと甘さ際立つあまおう苺はさることながら、なんといっても主役は寒天。口に入れるとつるりと心地よく、あっというまにほどける食感は唯一無二。
やわらかなわらび餅はココナッツ風味。小豆の風味を邪魔しない程度にふわりと香り、儚く消えていきます。
果肉たっぷりの濃厚な苺ソースと練乳で味の変化を楽しみながら、気がつけばあっという間に完食。旬の苺を存分に堪能し、お腹も心も満たされたところで店を後にしました。
レジ前の冷蔵ケースには、お持ち帰り用のみつまめやあんみつが並びます。ころんと小さなカップは、手土産にぴったり。
3月半ば頃には期間限定の桜あんみつも登場するとのことで、これも春の楽しみのひとつ。ちなみに粟ぜんざいのお持ち帰りは事前予約が必要なのでご注意を!
春夏秋冬の美味しいものを上質な和素材とともに楽しめる[月ヶ瀬]。季節が変わるたびに訪れたいお店です。
取材件数年間600件以上!京都・滋賀を知り尽くした編集部厳選のお取り寄せサイト。
今なら公式LINEお友達登録で500円OFFクーポン発行中!!
毎週金曜日の朝8時に配信!教えたくなる新店情報からイベント情報まで、 知っていると役に立つ京都の記事をお届けしています。 約2万人が登録中。お友達追加はこちら!