非公開: [2024]祇園祭限定のおすすめおみやげ...
暑さも本格的になる7月を迎えると、街中で聞こえてくるコンチキチンの音色。1ヶ月に渡り開催される京都の夏の風物詩『祇園祭』。なかでも盛り上がりを見せる宵山期間の楽しみ方をたっぷりお届けします。
日本三大祭の一つと言われ、1000年以上の歴史を持つ京都の祇園祭。疫病退散を祈願する[八坂神社](京都府京都市東山区)の神事で、毎年7月1日から31日までの1ヶ月間、[八坂神社]をはじめ京都市内で、さまざまな祭事が行われる。なかでも、7月17日と7月24日に行われる全34基(前祭23基、後祭11基)の山鉾巡行と八坂神社の神輿渡御(みこしとぎょ)は最大の見どころ。
宵山とは、この山鉾巡行(7月17日・24日)の3日前・前々日・前日の総称のこと。各山鉾町の駒形提灯が灯り、山鉾からは祇園囃子が流れ、賑わいを見せる風情溢れる期間。
宵山の最大の見どころともいえる会所飾り。町会所と呼ばれる各山鉾の運営の中心で、山鉾巡行の際に台座に掛けられる豪華な懸装品や御神体など、貴重な所蔵品が展示される。
16~18世紀に中国やインドで作られた希少な絨毯などが使用されており、山鉾ごとにそのデザインが異なるのも魅力の一つ。
山鉾巡行ではなかなか細部まで見れない貴重な品が、ゆっくりと鑑賞できるのは宵山ならでは。
宵山の期間を中心に[八坂神社]と各山鉾では、茅の輪守やちまき、手ぬぐいなどの授与品を授かることができる。授与品にはそれぞれご神体にちなんだご利益があり、なかでも代表的な授与品であるちまきは厄除けのお守り。ちまきは現在も京都近郊の人々により手作りされている。自分が授かりたいご利益の山鉾を回るのもおすすめの楽しみ方。お祭りへ出掛ける前に一度チェックしてみて!
各山鉾ではそれぞれ御朱印が用意されており、宵山の期間のみ授与される貴重な御朱印を集めに、多くの人が訪れる。また[八坂神社]では、祇園祭が行われる7月限定で、祇園祭の起源とされる御霊会の御朱印が授与されるので、御朱印帳を手に山鉾を訪れてみて。御朱印集めでは志納金が必要な場合があるので、要確認。
前祭/長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・保昌山・孟宗山・占出山・山伏山・霰天神山・郭巨山・伯牙山・芦刈山・油天神山・木賊山・太子山・白楽天山・蟷螂山・岩戸山・綾傘鉾・四条傘鉾・船鉾
後祭/橋弁慶山・鯉山・浄妙山・黒主山・役行者山・鈴鹿山・八幡山・北観音山・南観音山・大船鉾・鷹山
祇園祭の期間には、各店から限定アイテムが発売される。祇園祭にちなんだお菓子や、和小物といった限定品は、京都のお土産としても喜ばれること間違いなし!
屏風祭とは、山鉾町の伝統や文化を大切にしたいという想いから、山鉾町にある旧家・老舗店がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを毎年祇園祭の宵山期間に飾る催しのこと。よく屏風が飾られることから『屏風祭』と呼ばれているが、屏風以外にも貴重な伝統的な品が展示されている。祇園祭の公式行事ではないが、見逃すことのできない宵山期間の見どころの一つ。この期間は表の格子を外し、一般の見物客が楽しめるようにされているが、個人宅や会社が個別で行なっている行事なので、節度を持って楽しんで。※個人の催しのため、予告なく中止となる場合有。
祇園祭で重要な役割を担う山鉾ですが、一部の山鉾では一般の観光客も上がる(乗る)ことができるのはご存知?前祭・後祭前の数日間、各山鉾の会所と呼ばれる建物の2階から、鉾につながる渡り廊下を渡って山鉾に乗ることができる。動く美術館と言われるほど豪華絢爛な懸装品に彩られた山鉾を間近で見ることができるのはこの期間のみ。山鉾の上から京都の街を見渡すのも特別な体験になるはず。
【祇園祭の前祭で搭乗できる山鉾リスト】
※山鉾に乗るには、粽(ちまき)やグッズの購入、または入場券が必要
①長刀鉾
※女人禁制のため、内部の搭乗は男性のみ
搭乗方法/長刀鉾の粽を購入(1000円)
日時/7月13日(土)13:00〜22:00、7月14日(日)〜16日(火)10:00〜22:00
②月鉾
搭乗方法/拝観券付きグッズを購入
日時/7月13日(土)13:00〜21:00、7月14日(日)〜16日(火)10:00〜21:00
③函谷鉾
搭乗方法/拝観券を購入(1000円)
日時/7月13日(土)10:00〜22:00、7月14日(日)〜16日(火)9:00〜22:00
④菊水鉾
搭乗方法/拝観券付きの粽を購入(1000円)
日時/7月13日(土)〜16日(火)10:00〜21:00
⑤鶏鉾
搭乗方法/拝観券500円、または拝観券付きグッズを購入
日時/7月13日(土)〜16日(火)10:00〜22:00
⑥船鉾
搭乗方法/拝観券500円、または拝観券付きグッズを購入
日時/7月13日(土)18:00~22:00、7月14日(日)~16日(火)12:00~22:00
⑦岩戸山
搭乗方法/拝観券300円、または岩戸山の粽を購入(700円)
日時/7月13日(土)20:00~22:00、7月14日(日)~16日(火)9:00~22:00
前祭(さきまつり)の宵々山(15日)と宵山(16日)の2日間を含む祇園祭シーズンは、人気飲食店が提供する祇園祭をより楽しめるグルメが満載。この期間にしか食べられないレアなグルメも盛りだくさん。ちょっと並んででも食べたいグルメに注目を。
毎年7月15日・16日に烏丸通(三条通から蛸薬師通周辺)・室町通(山伏山から白楽天山周辺)・新町通(放下鉾から岩戸山周辺)などの一部エリアが歩行者天国となり、通り沿いには屋台露店が立ち並ぶ。朝から営業している屋台もあるので、観光の途中にもふらっと立ち寄ってみて。少し涼しくなる夕方からは、仕事終わりの人の姿も増え、さらに賑わいをみせる。この時期だけのお楽しみを見逃さないで。
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