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2023.9.22
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舞台『レイディマクベス』2

天海祐希×アダム・クーパーの舞台『レイディマクベス』が京都にやってくる!

シェイクスピアの名作『マクベス』の登場人物であるマクベス夫人を、視点や設定を変えて、新作として取り組む世界初演作となる舞台『レイディマクベス』が京都にやってくる!

英国気鋭の若手女性作家ジュード・クリスチャンが書き下ろし、オリヴィエ賞を受賞したウィル・タケットが演出を手掛け、主演レイディマクベス役に天海祐希。さらにミュージカル『Singin’in the Rain 〜雨に唄えば』が記憶に新しいアダム・クーパーをマクベスに迎え、鈴木保奈美、要潤、栗原英雄ら豪華な俳優陣がすでに話題の作品。8月18日に行われた大阪での会見に天海祐希が登壇した。

舞台『レイディマクベス』3

「何年も前に立ち上がった企画ですが、コロナ禍で難しくなってしまったものの、企画に力があったんでしょうね。ムクムクムクと立ち上がり、こうして上演に向かうことができて、とてもありがたく幸せに思っています」と挨拶。

続けて「『レイディマクベス』のなかでのマクベスは原作とは違って、兵士としてとても傷ついているという設定なので言葉よりは体で表現しなくてはいけない設定なんです。『これはどなたがおやりになるんだろう』と思っているなかで、アダム・クーパーさんの名前があがりました。それを聞かされた時の私の驚き!! わかりますか、みなさん!(会場笑) 本当に世の中にこのようなことがあっていいのかというぐらい驚いたんですが、いただいたプロットそして、台本などを読んでみると、『アダム・クーパーさんに』と、制作陣のみなさんが考えるのは当然だなと、それが正解なんだなと感じました。舞台を観てくださった方々には、『あぁ、なるほどね』と思っていただけるのではないかと思っています」とアダム・クーパーとの共演への驚きと喜びも語った。

舞台『レイディマクベス』01

そんな憧れのアダム・クーパーとのポスター撮影について聞かれると、「そこにアダムさんがいらっしゃるんですが、本物じゃない気がしていて。ありがたいことに何度かお目にかかっているんですけど…。現場で手を振ってくださったんですが、恥ずかしくて顔が見れなくて。これ(ポスター)を撮るのも顔が緊張しました」と撮影秘話も教えてくれた。

台本については、「シェイクスピアの作品は、かなり昔のものですが、人間関係、人の在り方、思い、生活、そして妬み嫉み恨みは、時代を経てもなんら変わってないんだなと思えます。シェイクスピアの『マクベス』がベースになっていますが、現在にも通ずる言葉で、なおかつ、とても響きが美しい、台詞一つひとつがちょっと詩的な感じになっています。でも、そこがすごく素敵で、…覚えるのは大変だなとちょっと覚悟はしているんですけど(笑)、とても面白くて興味深い台本」と答え、「レイディマクベスとしては駆け上がっていくつもりなんですけども、実際はかけ落ちているんじゃないかなと。そこのギャップが面白いと思います。彼女の行動、思い、なぜ彼女がこういう捉え方をしたんだろうかというのが丁寧に描かれているので、観てくださった方が『あぁやっぱり悪妻だ』と思われるのか、方向を間違えてしまった人だと捉えるのか、悲しい人だと捉えるのか、強い人だと捉えるのか。観てくださった方の判断や、感じ方をできれば私も伺ってみたい」と悪妻がイメージのレイディマクベスを、この舞台でどう観客が感じ取るのかを楽しみにしている様子。

「世界初演ということですが…」と司会者が言うや否や、「プレッシャーをかけているでしょう!?」とすぐさま反応し、記者たちを笑いに包むウイットさはさすが。「保奈美さんともお話ししたんですけども、“世界初演”という言葉には、本当に緊張感を感じますが、前例がないからこそ私たちでやっていいんじゃないか!って、抜け道を探りました(笑)。だからウィル・タケットさんを目印に、私、アダム・クーパーさん、そして鈴木保奈美さん、要 潤さん、宮下今日子さん、吉川愛ちゃん、栗原英雄さんで、たくさん話しをして、たくさん議論をして、その役それぞれの立ち位置からどう見えているのか、どう思っているのか、どう感じているのかを、いっぱいみんなで話そうねって。みんなで理解し、1つの背景を背負い、ウィル・タケットさんの指示してくださる方向に歩んでいけたらと思っています。なんせ世界初ですからね(笑)! 比べ物がないということを拠り所にして頑張っていきたいです」と意気込みを語った。

また、京都で公演を行うことについては、「京都で公演をするのは初めてなんです。下克上の歴史もあった地で、マクベスのような海外の作品を演じられることにワクワクしています。個人的には、日本全国から京都に来ていただいて、『レイディマクベス』を観て、京都観光をしてもらいたいですね。私ならやりたいと思うので(笑)」と、笑顔を見せた。

最後は、「こうしてまた関西の地に、舞台を持って来させてもらうことに幸せを感じています。そしてこれは私事なんですが、私がアダム・クーパーさんと同じ舞台を作る、同じ板の上に私とアダム・クーパーさんが乗っているって、そんなことたぶんもう今後一生ないと思うので(笑)、ぜひ、それをその目で確かめに来てもらえたらと思います。世界初演の舞台ですが、マクベスをご存じない方も、よくご存じの方も、どういう見方からも楽しんでいただけると思っていますので、ぜひ劇場に足をお運びください」と熱いメッセージで締めくくった。

「ダンスシーンは?」という期待を込めた質問に、「台本に何箇所かダンスシーンはありましたよ。でもそれが私かどうかはわからないですけどねっ!(笑)」と返すなど、会見は終始ユーモアが盛りだくさん。そんな魅力も併せ持つ天海祐希とアダム・クーパーとの共演はもちろん、豪華キャストや物語の面白さなど、たくさんの見どころ溢れるこの舞台、関西では京都でのみの上演なので見逃さないで! チケット発売は10月1日(日)から。

舞台『レイディマクベス』

  • ぶたい『レイディマクベス』
  • 京都劇場(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都駅ビル内)
  • 各線「京都駅」直結
  • Tel.0570-200-888(キョードーインフォメーション/11:00~18:00 ※日曜、祝日休)
  • 2023年11月16日(木)〜11月27日(月)
  • S席1万3800円、A席1万2800円 ※2023年10月1日(日)より発売
  • https://tspnet.co.jp/whats-ons/ladym/
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