“百人百様”の没入型絵巻体験『蜷川実花展 with...
古くからの伝統や建築、古都の情緒を色濃く残す景観など、さまざまな文化の発信地として知られる京都。実は世界中から美術品が集まるアートスポットも多く点在するのはご存じでしょうか。そこで今回はおすすめの美術館をセレクト。ここでしか買えない美術館ならではのオリジナルグッズやカフェメニューもご紹介!日々の忙しさから少し離れて、心地よい静寂と個性豊かなアートに満たされてみては?
世界的に知られる寺院・神社や劇場などが集まる岡崎エリアで1933(昭和8)年に[大礼記念京都美術館]として開館し、岡崎のアートスポットとして長年歴史を紡いできたのが[京都市京セラ美術館]だ。2020(令和2)年に新たに通称を得て、新館・カフェ・ミュージアムショップを備えた美術館へと生まれ変わった。展示作品はもちろん、流線型のガラスリボンと呼ばれるファサードや、螺旋階段を構えた中央ホールなどの美しい内装を楽しめるのも魅力。
【2025年展覧会スケジュール】
●1月10日(金)〜2月24日(月・祝)コレクションルーム冬期 特集「世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業」
●1月11日(土)〜3月16日(月)ザ・トライアングル 坂本森海:火と土と食べたいもの
●1月11日(土)〜3月30日(日) 蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影
●3月7日(金)〜6月8日(日)モネ 睡蓮のとき
●3月29日(土)〜6月1日(日)ザ・トライアングル 迎英里子
●4月25日(金)〜9月7日(日)草間彌生 版画の世界―反復と増殖―
●9月13日(土)〜12月7日(日)民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美
●9月25日(木)〜12月7日(日)Hello Kitty展 ―わたしが変わるとキティも変わる―
アートを楽しんだ後はミュージアムショップ[ART RECTANGLE KYOTO(アート レクタングル キョウト)]で、展覧会グッズをはじめ、京都の伝統文化を楽しめる限定商品やオリジナルグッズなどを選ぶのも楽しいひととき。新たなアートの魅力を再発見してみて。
アート鑑賞前後に小腹を満たすならミュージアムカフェ[ENFUSE(エンフューズ)]で。京都ならではの食材や調理法を用い、趣向を凝らしたメニューの数々を楽しめる。曲線状のガラス窓が配された開放的な空間は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと過ごすことができる。カフェだけの利用も可能。
[京都国立近代美術館]は、岡崎公園内に位置する美術館。常設の「コレクション・ギャラリー」では、日本画・洋画・版画・彫刻及び陶芸・漆器・染織やジュエリーといった工芸品、写真や現代作品など、京都を中心とした西日本の近代美術品を幅広く展示している。常設展に加えて年に5回程入れ替わる企画展も続々と登場!常に新鮮で五感を刺激する美術品に出合えるとあって、1年を通して何度でも訪れたい美術館だ。
【2025年展覧会スケジュール】
●~3月2日(日)生誕120年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―
●3月25日(火)〜6月29日(日)〈若きポーランド〉-色彩と魂の詩 1890-1918
●7月19日(土)〜 9月15日(月・祝)きもののヒミツ 友禅のうまれるところ
●10月7日(火)〜11月24日(月・祝)没後50年 堂本印象(仮称)
ミュージアムショップ[アールプリュ]では展覧会図録や美術書の他、ガラス工芸品や海外のミュージアムグッズなどもラインナップ。[京都国立近代美術館]が所蔵する美術品のポストカードなど、ここでしか購入できないオリジナルグッズもチェックしてみて。
併設するカフェ[café de 505(カフェ ド ゴマルゴ)]は、琵琶湖疎水の景色を眺めながらドリンクやスイーツ、軽食を楽しめる注目のスポット!季節に応じて桜や紅葉など、自然を心ゆくまで堪能できるカフェとしても人気を集めている。
大正から昭和初期にかけて建設された英国風の[大山崎山荘]を復元し、1996(平成8)年に開館した[アサヒグループ大山崎山荘美術館]。朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)初代社長・山本爲三郎が支援した民藝運動ゆかりの作品や、印象派の巨匠クロード・モネの傑作《睡蓮》連作など、特色ある作品を約1000点所蔵する。約5500坪に及ぶ広大な庭園には季節に応じて表情が変わる木々が配され、四季折々の自然を楽しめる。
【2025年展覧会スケジュール】
●~4月6日(日)松本竣介 街と人 -冴えた視線で描く-
●4月19日(土)〜7月6日(日)つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより
本館1Fにあるミュージアムショップには、所蔵品に関するオリジナルグッズや[アサヒグループ大山崎山荘美術館]にまつわる書籍が並ぶ。アート鑑賞を楽しんだ後にぜひ立ち寄ってみて。
喫茶室にはケーキやコーヒー、アサヒビールなどの多彩な喫茶メニューがラインナップ!テラス席からは木津川・宇治川・桂川の三川や庭園が眺望でき、豊かな自然に癒されながらゆったりと寛げる。訪れる時期によっては展覧会とコラボレーションしたメニューも登場するので、詳しくは公式サイトをチェックしてみて。
嵯峨・嵐山にある[福田美術館]は美しい自然と日本美術が見事に融合する日本文化の発信地として、国内外で人気を集める美術館。蔵をイメージした展示室や網代文様をもとにデザインされた外壁ガラスなど、まるでアートのような美しい内装にも注目。「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を覚えるような作品」をコンセプトとしているので、美術館初心者でも気軽に訪れやすいアートスポットだ。
【2025年展覧会スケジュール】
●2月1日(土)〜4月13日(日)東山魁夷と風景画の旅 日本から世界へー
●4月26日(土)〜7月6日(日)京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯
●7月19日(土)〜9月29日(月)万博・日本画繚乱〜ニッポンの美、咲きそろう(仮)
●10月11日(土) 〜2026年1月18日(日)上村松園を愛でる 美人画を楽しむ(仮)
ミュージアムショップでは展覧会の図録やオリジナルグッズを販売。京都にゆかりのある作家による工芸品やコラボレーショングッズなど、感性を刺激するグッズの数々が並ぶ。
全国展開するコーヒーショップ[パンとエスプレッソと]とコラボレーションした[パンとエスプレッソと福田美術館]は来館者限定で利用ができるカフェ。ドリンクや軽食、スイーツなど趣向を凝らしたメニューの数々を楽しめる。木目の表情でやわらかい印象を持つ空間でゆったりと寛いで、アートの余韻に浸りたい。
JR京都駅ビル内の[ジェイアール京都伊勢丹]7Fに隣接しているのは、古典から現代アート、絵画、写真、アニメまで、幅広い展示を行なう[美術館「えき」KYOTO]。時代に縛られず、ジャンルレスなアートに出合える美術館として愛されるスポットだ。京都駅直結なので、雨の日やショッピングの途中でも気軽に立ち寄れるのが魅力。街中の喧騒を忘れてアートに触れる体験を。
【2025年展覧会スケジュール】
●1月2日(木)~2月3日(月)京都 大原に生きた画仙人 小松均展 ―自然をまなざす(1月2日のみ18:00閉館)
●2月7日(金)~2月16日(日)京都 日本画新展 2025
●2月19日(水)~3月30日(日)鶴の来る町ミュージアムコレクション 写実絵画の世界
併設のショップ内では展覧会に合わせたグッズの他、JR西日本に関する鉄道グッズも取り揃えている。JR西日本が運営する施設とあって、オリジナリティ溢れるグッズを購入できるのが嬉しい。※鉄道グッズは時期により取り扱い商品が変更
嵐山・渡月橋から歩いて5分程にある美術館が[嵯峨嵐山文華館]だ。前身は、100人の歌人の和歌を一人一首ずつ選んでつくった秀歌撰「小倉百人一首」の魅力を伝える美術館として親しまれてきた[時雨殿]。2018(平成30)年11月のリニューアル後は「小倉百人一首」の内容を深化させ、さらに日本美術を広く紹介する美術館へと生まれ変わった。
【2025年展覧会スケジュール】
●2月1日(土)〜 4月13日(日)アイラブ百人一首
●4月26日(土) 〜7月6日(日)京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯
ミュージアムショップでは、百人一首や展覧会に関するオリジナルグッズや書籍などを販売。百人一首クッキー432円(2枚入り)は、個性溢れるお土産として人気!ユニークでオリジナリティ溢れるグッズを購入できるとあって、美術館を訪れた際にはチェックしておきたいスポットだ。
併設された[嵐山OMOKAGEテラス]では、美しい自然で四季折々に変化する庭をゆったりと眺めながらカフェを楽しめる。コーヒーやスイーツの他にフードメニューも充実しているので、美術鑑賞前後のお腹を満たすには最適!カフェのみの利用も可能なので嵐山散策の途中にも気軽に利用してみて。
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