京都[清水寺]周辺の人気おすすめランチ17選!名物...
京都には数多くの中華料理店が軒を連ねる。この記事では、地元の人に愛される町中華からミシュラン掲載の高級店まで、押さえておきたい京都の王道中華料理店を紹介。寒さ厳しい冬は、熱々の中華料理で身も心も温まろう。
陳 健民氏の最後の弟子で、現代の名工や黄綬褒章を受賞した初代マスター・田口 茂雄さんが2002年に創業。2021年5月以降は、息子である貴典さんが名料理人の味を守っている。貴典さんは[京都ホテルオークラ]や[エクシブ京都 八瀬離宮]で修業し、[華祥]が百万遍にあった時から先代の父をサポート。シェフの丁寧な調理が反映された心温まる料理には、地元の人のみならず他府県からのファンも多い。
●シェフの一押しメニュー/紋甲イカの紫蘇の葉炒め1250円。花切りにした紋甲イカはあっさり塩味で、刻んだ大葉とのアクセントが相性抜群
烏丸御池駅から徒歩5分の場所に位置する、異国情緒溢れるランタンが目印の[魏飯餃子]。こちらは以前、河上 昌実シェフのイタリアン[タント・タント]があった場所。2020年12月にこの世を去った河上さんと親交が深かった京中華の重鎮・魏 禧之さんが「縁のある自分が店を受け継ぎたい」と2022年に[魏飯餃子]をオープン。完成までに8時間掛かる鶏ガラをたっぷり使った白湯スープなど調理にはどれも手間を惜しまない。小皿料理も豊富で、一皿390円~とお手頃価格で本格中華を好きなだけ堪能できる。
●シェフの一押しメニュー/ルーロー飯500円(大盛り900円)は、台湾のソウルフードの一つ。カットした豚バラを台湾の香辛料と秘伝のタレを入れて、3時間煮込む。味がよく染み込んだ肉を熱々のごはんとともに味わって
惜しまれつつ閉店した中華の名店[鳳舞]に42年間勤めた最後の料理長・福田 功雄さんが腕を振るう[鳳泉]。2009年のオープン以来、厨房を任され名店の味を引き継いでいる。人気メニューは撈麺。基本となるスープは、鶏ガラに利尻昆布を使用しやさしい味わいで、カラシ多め・少なめなどにも対応可能。[鳳舞]を懐かしむ当時の客だけでなく、若い世代からも支持を集める人気店。
●シェフの一押しメニュー/焼売550円はコリコリしたクワイ入り。薄皮に包まれた豚ミンチはもちっと食べ応えがあり、脂は少なくシンプルな味わい
中国・ハルビン出身の先代の店主が始めた、現地の家庭のレシピをもとに皮から手作りする水餃子が看板メニューの中華料理店。始まりは、近所でのコミュニケーションの一つとして水餃子を振る舞ったこと。後にこの水餃子が好評となり、「本場中国の家庭の味を広めたい」という想いから開店。自慢の水餃子は、素材の味を引き出すため餡にニンニクは不使用。厳選した2種の豚肉と白菜、ニラ、仕上げに特製スープを加えることで、旨みを凝縮した肉汁が噛んだ瞬間にジュワッと溢れる。
●シェフの一押しメニュー/金絲排骨(ジンスーパイグー)3960円。スペアリブの煮込みの周りに、カリカリに揚げた千切りのジャガイモをまぶしたシェフのオリジナル料理。しっかりとした味付けで、ビールやごはんとも相性抜群。有名人のYouTubeでも「行きつけ中華料理店の絶品メニュー」として紹介されている
東山三条の交差点近くにある、1977年創業の[マルシン飯店]。二代目店主の前川 流史郎さんが創業時からの味と「眠らないマルシン」のキャッチフレーズを受け継ぎ、全国のファンに熱く支持され続けている人気店。メディアでも多数取り上げられており、昼も夜も行列ができない日はないほどの賑わいぶり。「まるで飲み物のよう」と話題の天津飯や餃子が有名だが、料理は豊富で約80種ものラインナップが揃っている。生餃子直売店と隣接しており、店の味をそのまま家でも楽しめる。餃子は全国発送も可能。
●シェフの一押しメニュー/豚肉の天ぷら1080円。揚げる前に味付けされた豚肉と、サクッとした衣に漂う卵の甘さがベストマッチ。外はカリッと中はジューシーで、ビールやごはんとも相性抜群の一品
[中華のサカイ本店]から独立し昭和14年に創業した[みその橋 サカイ]。人気メニューは、メディアでも取り上げられることの多い冷麺。冷麺といえば夏のイメージだが、こちらでは通年提供されている。創業時から変わらない胡麻ダレは、鶏ガラをベースにブレンドした醤油やさまざまな調味料を合わせ、2〜3日掛けて作り上げるタレはまろやかでコク深い味わい。地元の人のみならず、著名人や他府県から訪れるファンも多い人気店。
●シェフの一押しメニュー/天津飯800円スープ付き。餡はお馴染みの甘酢や醤油味ではなく、濃厚な白湯スープを使用しており、フワフワの卵との組み合わせも抜群。「進化系の餡だく天津飯」としてメディアでも取り上げられ、ファンも多い
白の暖簾が目印のノスタルジックな店構えと、こだわりの詰まったメニューがファンに支持される餃子食堂[夷川餃子なかじま]。メニューは辛子マヨネーズを付けて味わう揚げ餃子や、ゆで餃子など種類も豊富。有名人の名前の入ったコップが写真映えするとSNSでも話題に。サウナ好きの店主が「餃子×サウナ×ビール」を考案し、屋上でサウナを楽しみ、整った後は1Fで餃子とビールを堪能できる。気になる人はWebサイトをチェックして。
●シェフの一押しメニュー/エッグチャーシュー690円。低温調理したやわらかいチャーシューと温泉卵に特製タレが掛かった一品
地元のファミリーや観光客に人気の[ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店]。食材にこだわり、朝採れの新鮮な京野菜や毎日市場から届く魚介類など、すべての料理に厳選された食材を使用。定番の中華料理のみならず、[ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店]ならではの創作中華料理や本格一品料理まで、メニューは豊富なラインナップ。料理には米油を使用しており、やさしい味付けに仕上がっている。
●シェフの一押しメニュー/鶏豚骨スープに京都老舗豆腐店の特注豆乳で仕上げた、極ちゃんぽん麺1210円。味付けは西京味噌ベースで濃厚ながらも後味はさっぱり。京都の美味が凝縮された一杯
東大路通り沿いで黄色と赤の看板が目を引く[東北家]は、長生さん・李さん夫婦が営む現地の食堂のように活気ある雰囲気の店。厨房に立つ夫の長生さんは、中国のホテルで約15年腕を磨き、中国料理調理師の最高位である特級厨師の資格を持つ。香辛料を利かせつつ、素材の味を活かす中国の東北地方の料理に加え、幅広い地域の中華料理を提供。料理はどれも良心的な価格でボリュームたっぷり。やさしい笑顔で迎える、妻の李さんの接客にもファンが多い。
本場香港の点心が味わえる[香港飲茶 星街 河原町三条店]は、冷凍ではなく店内での手作りにこだわる。シェフは点心師の道を歩み始め40数年、香港やカナダなど世界各地での経験を持つ香港出身の何 鋭敬さん。食材の味や香り、口当たりのバランスを大切に調理された料理は、手作りの温かさを感じる見事な品々ばかり。1Fでは点心を作る様子を見ることができる。旨みがギュッと詰まった自慢の手作り点心で、心温まるひとときを過ごしてみては。
●シェフの一押しメニュー/大根餅3枚入り690円は、もっちりやわらかく口の中でとろける。千切りした大根や干し海老、香港ソーセージが入ったこだわりの生地を蒸してから焼き上げている
京都府庁北側の下長者町通り沿いにある、本格的な広東料理[廣東料理 紫藤花]。落ち着きのあるおしゃれな外観で、平日でもピーク時には行列ができる人気店。本格中華料理店ながら子ども用の椅子や食器も用意されており、子連れでも気兼ねなく訪れることができるのも嬉しい。ランチは海老チリや酢豚、鶏の唐揚げ薬味ソースなどメインを5種類の中から選べ、点心や杏仁豆腐が付いて1600円。夜はコースにも力を入れており、4種類のコースを4000円~用意。人気店なので予約が望ましい。
●シェフのプロフィール/オーナーシェフ・加藤 秀雄さん。千葉県出身。浦安の[ブライトンホテル]で副料理長、京都では料理長に。その後、創作中華[一之船入]などで経験を積み2020年に独立
地下鉄烏丸駅から程近く、元呉服店の店舗兼住居をリノベーションした重厚感ある建物が目印の[膳處漢ぽっちり 京都]。京都と北京の歴史ある街並みの佇まいがよく似ていることから、中国宮廷料理の流れを汲む北京の台所に見立てて名付けられたそう。店内は京都らしい町家で、京料理の伝統的な技法を合わせた中国の宮廷料理を堪能出来る。挑戦しやすい小皿料理から高級食材を使用したメニューまで幅広いラインナップで、夏は涼麺、冬は火鍋など季節ごとの限定メニューも魅力的。料理だけでなく、中庭や建物の雰囲気も楽しみたい。ファミリーから接待まで幅広いシーンに合わせて利用可能。
⚫︎シェフの一押しメニュー/フカヒレ土鍋ごはん(特上(尾びれ姿)8400円。上(胸びれ姿)3500円、並(ほぐし)2400円)。熱々の土鍋ごはんの上に、濃厚な白湯醤油味の餡が掛かった特別な一品
人通りが多い四条大橋で一際目を引くのが、スパニュッシュ・バロック式の洋館[東華菜館]。建物は大正15年に建築家のヴォーリズ氏が生涯唯一レストラン建築として残したもので、館内には日本最古といわれる手動式のエレベーターが現役で活躍中。料理は多くの栄養素を含んだ乾燥食材や珍味、素材を大切にした山東料理をベースに北京料理の調理法を組み合わせたもの。夏は鴨川納涼床、京都北山や東山を一望できる屋上ビアガーデンも開催。レトロな雰囲気の店内で、伝統的な本格北京料理を堪能して。
●シェフのプロフィール/于 修徳さん。[東華菜館]ひと筋24年目を迎える。料理やゲストへの誠実さを日々大切に、先々代からの伝統を守り続ける
史蹟・高瀬川の一之船入に面する、元お茶屋の町家を改修した風情ある店構えの[創作中華 一之船入]。こちらでは、和だけでなくフレンチのダシの旨みを活かした、コク深く上品な京風創作中華料理を堪能できる。食で病気を予防する「医食同源」の考え方のもと食材にこだわり、契約農家から届く旬の農薬不使用野菜を使用した体にやさしい料理は訪れる人を魅了する。ゆったり落ち着ける空間と料理、スタッフの丁寧なおもてなしで満足いく時間を過ごせること間違いなし。
⚫︎シェフのプロフィール/オーナーシェフ魏 禧之さん。横浜中華街で育ち、実家の湖南料理店[明掦]で11歳から包丁を握る。2018年、中華料理の最高峰の資格である中国政府認定の高級調理師免許の資格を習得
[平安神宮]近くの琵琶湖疏水沿いに佇む[京、静華]。ミシュランガイドにも掲載されており、美食家にもファンが多い。店内はコンクリートのスタイリッシュな壁面に、温もりのある木のカウンターが配された落ち着いた空間が広がる。ゲストの反応をダイレクトに感じられるようにと、店内はカウンター席のみ。コースは前菜からデザートまで約10品。何百年も前の中国料理のレシピを現代の食材を使って再現するなど、シェフの飽くなき探求心が反映された繊細で美しい料理を堪能して。
●シェフのプロフィール/宮本 静夫さん。神奈川県出身。浜松市の[静華]を閉店後に北京へ留学。帰国後、北京と似た京都の街並みが気に入り2013年[京、静華]をオープン
京都を代表する中華料理店の一つ[私房菜 すみよし]。日本料理店に影響を受けたシェフが、和の食材と中華料理を掛け合わせて作る新感覚の料理はここでしか味わえない。センスが光るメニューはどれも良心的な価格で、料理だけでなくデザートも好評。おしゃれなバーのような雰囲気の店内で、シェフとの会話や厨房の様子も楽しめる。ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載。
●シェフのプロフィール/住吉 直人さん。兵庫県出身。関西の有名ホテルで経験を積んだ後、「リラックスできる空間=プライベートキッチン」を目指し京都で開店
北白川の閑静な住宅街に佇む[秋華]。ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載されており、丁寧な接客も好評の人気店。清潔感のある店内は、カフェのようなおしゃれな雰囲気。地元の食材を積極的に使用した、ハイクオリティな中華料理を楽しめる。ランチセットは4種類でそれぞれ2400円~、ディナーはアラカルト中心で事前に予約が必要。落ち着く雰囲気の店内で、手間を惜しまず調理された絶品中華料理を楽しんで。
●シェフのプロフィール/鈴木 智秋さん。静岡県浜松市出身。京都・岡崎の名店[京、静華]が浜松にあった頃から宮本シェフの元で11年過ごしたのち、独立
2020年12月、[上海バンド]の跡地にオープンし注目を浴びた[一盘菜 田中]。その話題性だけでなく、レベルの高い創作中華が良心的な価格で堪能できると瞬く間に予約困難な人気店となり、ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載された。予約はテーブルチェックからのみ受付可能で、メニューは現在おまかせコースのみ。(別途、点心の追加メニュー有)店の利用は中学生以上で、営業日時は公式インスタグラムをチェック。
●シェフプロフィール/オーナーシェフ・田中 晋平さん。20年以上ホテルの中華ひと筋で研鑽を積み、2020年12月に独立。趣味は妻との食べ歩き
蛸薬師通りの路地裏にある風情あるアプローチを抜けると、築100年を超える町家に店を構える[廣澤]が現れる。優雅な日本庭園とシェフの調理風景を同時に鑑賞できるカウンター席では、季節の食材を駆使した料理をゆったりと堪能できる。メニューはお任せコース2万5000円のみで、モダンチャイニーズをベースにフレンチや和の技法が合わさった、シェフの経験すべてが反映された見事な品々に仕上がっている。ドリンクはワインや紹興酒の他、2日間掛けて水出しをする中国茶も。予約は1ヶ月前からWEBで受付可能で、利用は高校生以上から。
⚫︎シェフのプロフィール/オーナーシェフ廣澤 将也さん。愛知県出身。東京[赤坂璃宮]で修業後、京都[蓮香]、大阪・北新地の[蓮心]で料理長を務めたのち、香港や鮮魚店などで見識を広げる。2023年春に京都で完全独立
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