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一度は行きたい!京都駅周辺のラーメン店18選【徒歩...
全国でも指折りのラーメン激戦区として知られる京都。老舗の味から新しいスタイルのものまで多種多様なラーメンを味わえるとあり、各地からラーメン好きが集うほど。そこで、京都に訪れるならぜひ押さえておきたい京都駅や河原町、一乗寺などにある人気ラーメン店をピックアップ。理想の味を求めて、ラーメン巡りしてみては。※店舗名の前の数字は、おすすめする順やランキングではありません。(TEXT/鳥羽花、桜井こと、EDIT/澤村萌、田村実季)
戦後まもなくして誕生し、京都の玄関口で人々を出迎えてきた[本家 第一旭 本店]。早朝からできる行列は、京都の名物ともいえる。ラーメンは豚骨ベースの醤油味で、短時間で一気に炊いて旨みのみを抽出したスープに、複数の小麦粉をブレンドして熟成乾燥させた中太麺がよく合う。麺には[近藤製麺]、醤油には[五光醤油]と京都の老舗のものを厳選し、九条ねぎや緑豆モヤシも京都産。まさに地元の美味しさを凝縮した一杯だ。
ラーメン940円。焼豚は中大貫と呼ばれる、脂肪と身のバランスが絶妙な豚肉のみを使用。のど越し爽快な麺は程良いもっちり感
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/豚骨
▶︎麺/中太ストレート麺
1938年に屋台の中華そば店からスタートし、今や全国に店舗を展開する[新福菜館]。京都のラーメン史を語る上で欠かせない名店のひとつだ。本店には地元民だけでなく全国のファンが訪れ、朝9時のオープンから行列ができている。特徴的なのは、濃い色をした中華そばのスープ。オリジナル醤油スープはシンプルながら後を引く味わいで、何度でも食べたくなる。ファン多数の焼き飯も、ぜひ中華そばと一緒に注文してほしい。
中華そば(並)850円。中太ストレート麺にねぎ、モヤシ、チャーシューをトッピング。濃い色のスープだが意外とあっさり
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/豚骨、鶏ガラ
▶︎麺/中太ストレート麺
9年連続でミシュランビブグルマンに選ばれた行列店[麺屋 猪一]。人気の理由は、豚や鶏といった動物系の脂を一切使用しない、魚介系100%のダシが決め手のスープ。厳選された最高級の魚節を数種類ブレンドし、低温でじっくりと抽出したダシは魚介の旨みたっぷり。石臼挽きの全粒粉を配合した自家製麺は細いながらもしっかりとした弾力があり、程良くスープと絡む。
出汁そば(白醤油)1400円。自家製赤玉味付け(半玉)150円をトッピング。独特の甘みがある白醤油と、魚介100%のダシがマッチ
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/魚介
▶︎麺/ストレート細麺
連日行列の「麺屋 高倉二条」が手掛ける3号店。情緒ある京町家の店内で味わえるのは、炙りたてのもつが香ばしいもつそば。オーダー後に炙ってトッピングするもつが、大量の鶏ガラと煮干しを使うスープのコクと旨みをさらにアップさせている。新鮮なぷりぷりのもつとキャベツや長ネギがよく合う一杯。生卵をプラスして、すき焼き風にするのもおすすめだ。
もつそば1200円。風味豊かな自家製の全粒粉麺は独特のむっちりとした歯応えがあり、スープとの相性も抜群
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏ガラ、煮干し、醤油
▶︎麺/中太ストレート麺
名店[吟醸らーめん久保田]で約7年修業を積んだ店主が腕を振るう[麺屋 さん田]。看板メニューの鶏白湯スープで味わうつけ麺は、きれいな旨みを目指して鶏と水のみで炊いたスープが特徴。鶏を丁寧に下処理し、余計なものを加えないことで雑味のない仕上がりになっている。ドロッと濃厚ながらも、臭みや後に残る重さはなく、飽きのこない味わいだと評判だ。
つけ麺1000円に+100円で半熟煮卵をトッピング可。焙煎した胚芽を練り込んだ、風味豊かな自家製麺にも注目
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏
▶︎麺/ストレート太麺
一般的な醤油よりも芳香で強い旨みを持つ、生揚げ醤油で作る清湯ラーメンが名物の[らぁ麺とうひち]。生揚げ醤油の複雑な風味を活かした特製ダレに合わせるのは、丹波黒どり・秋田比内地鶏などのガラや丸鶏を弱火で長時間煮込んだスープ。美しく澄んだ見た目からは想像できないほど、鶏の旨みが凝縮されている。スープに合わせた麺も、コシと歯応えを追求した自家製。
鶏醤油らぁ麺1200円。地鶏と醤油がダイレクトに味わえる、シンプルながらクセになる一杯。チャーシューは、豚と鶏ムネ肉の2種類味をわえるのが嬉しい
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏
▶︎麺/中細ストレート麺
全国からラーメン好きが集まる京都の中でも、特に激戦区の一乗寺で高い支持を得続けている[髙安]は、白濁スープの元祖と言える存在。豚骨・鶏ガラをベースに長時間炊いたスープは、クリーミィながらも脂っこさが少なく老若男女問わずファンが多い。深夜まで営業しているので、仕事終わりの食事や飲み会後の〆にももってこいだ。
中華そば920円。スープとの相性を考え抜いた特注の麺が、まったりミルキーなスープによく絡む
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏ガラ、豚骨
▶︎麺/中細ストレート麺
京都・一乗寺で行列が絶えない人気ラーメン店[麺屋 極鶏]の2号店。こちらの特徴は、なんと言っても鶏の旨みを凝縮した粘度の高い超濃厚肉濁鶏白湯スープ。他では味わえない濃度と粘度に驚かされるが、後味がしつこくなく最後まで美味しく食べすすめられる。唐辛子を大量に投入した赤だくや自家製マー油入りの黒だく、数量限定の鶏だく だく郎など本店と同じ味が揃う中、極太もっちもち麺を使用した円町店限定の鶏だくつけ麺も好評。
鶏だく(並)1000円。しっかりとした中太麺やメンマもスープに負けない存在感
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏
▶︎麺/中太ストレート麺
特製麺が自慢のつけ麺専門店。そばのような褐色の麺には、長野県産石臼挽きの全粒粉を使用。つるっとしたのど越しの細麺と、鶏と魚介の旨みを抽出したつけ汁との相性は抜群だ。店内に掲示されたおすすめの食べ方を参考に、玉ねぎを入れたり、すだちや黒七味を掛けたりして味の変化を自由に楽しんで。
鶏×魚介の濃厚なスープに、小麦の風味香る特製麺をたっぷり絡めた つけ麺(鶏魚介)並盛930円。残ったスープは卓上にあるポットでスープ割にするなど、最後の一滴まで堪能できる
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏ガラ、魚介
▶︎麺/中細ストレート麺
京都で35年、和食料理人の経験を持つ店主が手掛けるラーメン店[なぶら]。昆布と鯖の出汁が香る一杯は、化学調味料不使用で塩分控えめで最後の一滴まで飲み干せる軽やかさ。濃厚でありながら体にやさしく染み渡る。卓上の山椒や辛味噌で、自分好みの味を追求するのも楽しい。
ラーメン並940円。昆布と鯖の滋味深いスープに、鯖の竜田揚げを浮かべた魚介系ラーメンが話題
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/魚介
▶︎麺/中太ウェーブ麺
地鶏100%の清湯スープが自慢の人気店[麺処 虵の目屋]。ガラと丸鶏、水だけを用いて作るスープは、鶏の旨みが最大限に引き出され、国産小麦の自家製麺と相性抜群。低温調理した鶏チャーシューと豚ローストは香ばしい炭火焼きで、計算し尽くされた味と香りを堪能できる。看板メニューの地鶏そばのほか、鶏白湯1300円や地鶏塩そば1400円も人気。
地鶏そば1300円。キレのある醤油の香りがさらに鶏の旨みを引き立てる
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/地鶏
▶︎麺/ストレート
2023年のオープンと同時に大きな話題となった[らぁ麺や ふぢとら]。切り盛りするのは[らぁ麺とうひち]で修業を積んだ店主。小麦の香りを重視した麺は、毎朝店内で製麺しているそう。6種の醤油をブレンドした醤油らぁ麺1100円は、地鶏ガラや黒豚のゲンコツから取った端麗なスープと麺が調和する一杯。売り切れ次第終了になることもあるので、早めの来店がおすすめだ。
醤油らぁ麺1100円。和歌山[カネイワ醤油]と兵庫[末廣醤油]の醤油をベースに6種類をブレンド。鹿児島の美湯豚の肉を使用したチャーシューはモモとバラの2種類。自家製のワンタン350円の追加もおすすめ
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/生揚げ醤油
▶︎スープ/地鶏、豚骨
▶︎麺/中細ストレート
[京都芸術大学]近くに店を構える[ラーメンながた]は、生粋のラーメン好きである店主が開いたラーメン店。「毎日でも食べられるように」と追求された一杯は、こだわりの鶏ガラを使用したやさしいスープが特徴。定番の醤油ラーメン800円のほか、具材たっぷりの醤油スペシャル1100円や、サービスメニューの油そば500円も人気。元田中で愛されるラーメンを味わってみて。
醤油ラーメン800円。店主こだわりの鶏ガラをたっぷり使ったスープと、程良くコシのあるストレート麺。昔ながらの中華そばのような雰囲気に和む
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏ガラ
▶︎麺/中細ストレート麺
烏丸蛸薬師近くの細い路地奥にひっそりと佇むラーメン店。純系名古屋コーチンを贅沢に使用したスープに、京都の老舗製麺所[棣鄂]の麺を合わせたこだわりの一杯を提供している。定番メニューは、オニバラと名付けられた2種のラーメン。京丹波高原ポークを使用した自家製チャーシューとオニオンがトッピングされ、スープとの絶妙なハーモニーを楽しめる。雨の日には限定のレモンラーメンと出合えるかも。
オニバラ白1000円。薄口醤油ベースのタレを合わせた黄金色のスープは、すっきりとした旨みが特徴
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/鶏
▶︎麺/平打ち手揉み麺
有名店で10年の修業を積んだ店主が手掛ける[らぁめん みや]。提供しているのは、豚骨ベースのスープにキリッとした醤油のかえしが調和し、チャーシューの脂の甘みが溶け込んだコクのある一杯。新潟産コシヒカリのライスと一緒に味わうのがおすすめの食べ方。チャーシューが花びらのように重ねられた肉増しラーメン1400円も好評。朝7時から営業しているので、朝ラー派にもぴったりだ。
特製ラーメン1000円。豚骨スープにキリッとしたキレのある醤油をかえしにしたスープには、[麺屋棣鄂]の中太ストレート麺を合わせている。トッピングはチャーシュー8枚、ねぎ、モヤシ
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/豚骨
▶︎麺/中太ストレート麺
京都でも指折りのつけ麺専門店[つけ麺きらり]。モチモチの極太麺と濃厚なつけ汁の組み合わせにファンが多く、平日でも客足が絶えない。コシのある麺は噛むほどに力強く、つけ汁の濃厚さを引き立てる。ポタージュのようなトロリとしたつけ汁は、魚介の風味がふわっと香り、濃厚ながらもしつこさのない絶妙な仕上がり。公式Xでは定期的に期間限定メニューが発表されるので、訪れる前にぜひチェックしてみて。
魚介豚骨つけ麺(大)1150円。魚介と豚骨を掛け合わせた濃厚なつけ汁と、自家製のモチモチ極太麺のコンビネーションはお見事。卓上のすだち酢を麺にかけたり、生にんにくをトッピングしたりとアレンジは自由自在。最後はスープ割で楽しんで
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/豚骨、魚介
▶︎麺/ストレート(極太)
行列必至の人気店として知られる[麺屋 優光]。鰹や昆布の旨みを重ねた真竹、濃厚な黒竹、貝系ラーメンの淡竹の3種類を提供している。特に一番人気の淡竹は、牡蠣・アサリ・シジミの旨みを凝縮したスペシャルな醤油ラーメン。地元民も観光客も虜にするこだわりの一杯を堪能してみては。
淡竹880円。[澤井醤油本店]の醤油と3種の貝だしがマッチ。コシのあるモチモチ麺も絶品
【RAMEN DATA】
▶︎タレ(かえし)/醤油
▶︎スープ/貝だし
▶︎麺/全粒粉中太ストレート麺
四条烏丸で40年営んだ人気店[真打 英多朗]が2024年に四条大宮へお引越し。店の看板メニューのゆずラーメンは、豚の背脂と鶏ガラにたっぷり絞った柚子が絶妙に合わさり、爽やかさがありがらもコク深く飲み干したくなるスープだ。鰹の一番だしを加えているのがうどん店から出発したという店ならではの工夫で、親しみやすく体に染み渡る味わいに仕上がっている。
客の8割は注文するというゆずラーメン(並)1100円。スープに合うようにかん水を少なくし小麦粉の味をしっかり出した細麺は、京都の老舗製麺所が3年掛けて開発したもの
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