日常の風景をリアルに再現した『Mozu ミニチュア...
2024年9月7日(土)に[TOHOシネマズ二条]にて、映画『きみの色』の公開記念舞台挨拶が行われた。公開翌日である8月31日(土)に舞台挨拶の予定だったが台風のため中止になり、今回9月7日(土)にリベンジ!ルイの声を担当した俳優の木戸大聖さんと、「[TOHOシネマズ二条]は個人的によく来ていた」と言う京都出身の山田尚子監督が「来れてよかった。嬉しいです」と笑顔を見せた。
大ヒットした『映画けいおん!』(2011年)、『映画 聲の形』の監督を務めた山田監督の新たな作品『きみの色』は、「音楽×青春」が絵画のような美しい映像で描かれるオリジナルアニメーション映画。人が「色」で見える高校生のトツ子は、同じ学校に通う少女・きみ、古書店で出会った音楽が好きな少年・ルイとバンドを組む。誰にも言えない悩みを抱えながら、音楽を通して心が通い合う3人に友情や淡い恋心が生まれていく物語だ。
舞台挨拶は、『きみの色』の色に合わせて全国16か所回ったという2人。山田監督は「音楽がすごく大好きなので、音楽を演奏する人々の絵を、映画を作りたいと思ったのがきっかけです。必ずしも言葉だけで表現、説明しきれないものでも、伝えることができるんじゃないかと考えて“色”をテーマにしました」とコメント。
1600人の中からオーディションで選ばれた木戸さんは声優初挑戦。「ルイくんはやさしい大型犬」という設定を受けオーディションに挑んだそう。山田監督は「一瞬で優しい大型犬を自分に“のせられた”のが印象的でした。ルイくんとしてお話されると、やさしくてかわいらしい、温かい声を持っていて、この映画で描きたい作品世界にぴったりだと思って選ばせていただきました」と絶賛。
木戸さんは「映画を観た方から、『普段より高い声を使ってるんだね』と言われて、自分としては面白かったです。やさしさを持った男の子をイメージして、高い声を出そうという意識はなかったんですけど」と照れ笑い。
作品について木戸さんは「監督がテーマにしている“好きなものを好きって言える勇気”は、今後生きていく中で僕自身も大事だと思っています。このメッセージが映画を観てくださった皆さんの中に残ると嬉しい」と語り、山田監督は「少しでも映画を観た後に心が軽くなっているといいなと思っています。たくさんのスタッフと大切に作り上げた作品です。ゆっくりでいいので、この作品を大切に育てていきたい」と微笑むと会場から大きな拍手が。
バンドを組むなら担当は何?というファンからの質問に、木戸さんは「ギター」、山田監督は悩みながら「ドラム」と答え、他の映画スタッフも楽器ができるから「バンドが組めるかも!?」と盛り上がる和気藹々とした雰囲気に、会場も終始和んだ様子だった。このやさしく心地よい空気感も随所に感じられるこの映画、絶賛公開中なので見逃さないで!
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