[2024]一度は訪れたい!京都の絶品和食ランチ2...
京都の食文化に触れたいなら、京都の情緒を感じられる湯葉料理はいかが?古くから受け継いだ伝統技法で作られた湯葉を味わえる老舗や、湯葉を使った創作料理を楽しめる和食店など、湯葉好きなら知っておきたい店をピックアップ。京都らしさを感じる奥ゆかしい盛り付けにも注目を。(TEXT/豊田芽実、EDIT/田村 実季)
清水坂のふもとに店を構える[三田久 清水店]では、創業以来100年以上受け継がれてきた湯葉の味わいを楽しめる。ランチタイム限定の京ゆば和牛御膳は5種類の湯葉を食べ比べできるとあって、湯葉をとことん堪能したいときにおすすめ。京都の清浄な地下水と最良質な大豆を使用するなど、シンプルな製造工程だからこそ素材にこだわって作るのが三田久流。1枚1枚丁寧に作られた湯葉を贅沢に食べ比べできる御膳をご賞味あれ。
茶屋旅荘[近江初]から受け継ぎ京町家の情緒を活かした[豆屋源蔵]では、鴨川のせせらぎを眺めながら湯葉を楽しめる。暑い季節には京都の夏の風物詩である納涼床で、自家製の汲み上げ湯葉や旬の食材を使った京懐石を提供。時代感を残した趣ある建物と、味わい豊かな湯葉料理や豆腐料理の数々は、心地良いほどしっくりと馴染む。日常から少し離れた風情ある空間に身を置き、京都の夏を体感してほしい。
[清水寺]へと続く参道の途中に現れるのは、[京料理いそべ]が手掛ける湯葉料理専門店[清水五条坂 ゆば泉]。店舗の2Fに構える工房で1枚1枚丁寧にすくい上げられる汲み上げ湯葉は、なめらかでクリーミィな口当たりが魅力。看板メニュー京ゆば膳で味わえるのはくみあげゆば三種盛りに加えて、ゆばご飯や包み湯葉揚げ出しなど、まさに湯葉尽くしの品々。湯葉を知り尽くし、美味しさを余すことなく活かした湯葉料理を、心ゆくまで堪能して。
京の台所[錦市場]に店を構える[ゆばんざい こ豆や 錦店]では、ゆばの生春巻きやゆばの天ぷらなど湯葉を活かした数々の創作料理を提供する。素材へのこだわりは湯葉だけにとどまらず、京野菜や京漬け物など京都ならではの食材との調和を楽しめるのも魅力。全席掘り炬燵式を採用した座席には、温かみのある無垢板で製作したというこだわりのテーブルが存在感を放つ。足を伸ばしてゆったりと寛ぎながら味わう多彩な湯葉料理は、歩き疲れた体をやさしく癒してくれるはず。
こだわったのは、美山を中心とした京都産の素材で丁寧に湯葉を作ること。[京・美山ゆばゆう豆]の直営店として誕生した[ゆば料理 東山 ゆう豆]には、和食への知見が深い料理長とイタリアン出身のシェフが織りなす湯葉料理が目白押し。ランチメニューの海の膳では、海鮮と湯葉が見事に融合した味わいを楽しめる。胡麻ベースの利休あんかけと絡めることで、湯葉本来の美味しさを最大限に引き出してくれる感動の逸品だ。
[料庭 八千代]のルーツは安土桃山時代に遡る。御所への出入りを許された魚問屋として始まり、戦後は小川治兵衛のゆかりの地である[南禅寺]にて料庭を営むようになった。老舗の京料理をいただきながら眺望できるのは庭師[植治]の青龍庭園。目線を外に向ければ思わず息を飲むほど美しい景観が視界を覆う。歴史の足跡を感じる店内はどの席を選んでも特等席で、特に庭園床席は青龍庭園を一望できるとあって、京料理と京情緒を思う存分堪能できる。1枚1枚丁寧に作られた[三田久]の湯葉を使用した京ゆばしゃぶしゃぶ膳は1日15食限定。貴重な逸品をぜひ味わってみて。
「湯葉の食べ方を知ってほしい」と美山本店でゆば尽くし膳の提供をしたのが[静家]の始まり。その後、市内の観光スポットとしても親しまれる[二条城]のお膝元で[京ゆば処 静家 二条城店]をオープンした。店内は9席並んだカウンター席が並び、小ぢんまりとした空間。湯葉を味わい尽くす料理の数々がコース形式で提供される。名物の汲み上げ一番ゆばや生ゆば刺身2種など全7品を堪能できる二条はランチどきにぜひ味わってほしい逸品。美山の清冽な水を使って大切に作られた湯葉で、一切の雑味を排除した国産大豆本来の甘みをダイレクトに感じることができる。
大正2年創業の[京都 湯葉料理 かめや本家]は、四代に渡って味が引き継がれている老舗。鰻の寝床と呼ばれる京町家特有の長い通路を抜けると、ゆったりと食事を楽しめる古き良き空間が広がる。人気の懐石料理・湯葉懐石 東寺には、名物の湯葉鍋や生湯葉さしみ、湯葉春巻きなど、湯葉好きにはたまらない料理が続々と登場。湯葉の多彩な楽しみ方に気付かせてくれる。自慢の湯葉料理に加えて、季節に合わせて鱧やフグなどの魚介を堪能できるのも嬉しい。4〜30名で利用可能な個室は、祝事での集まりにも最適。ランチタイムは不定営業なので、前日20時までに確認を。
[円山公園]内、龍馬像のすぐそばに店を構えて50年余り。京料理の伝統を大切に守りながらも、探究心を忘れず、時代とともに新しい料理を提供し続けるこちら。湯葉をふんだんに味わえると人気を集める京ゆばづくしは、店舗内に併設された湯葉厨房で丁寧に作られた新鮮な京湯葉を心ゆくまで堪能できる。極上の国産大豆を使用した湯葉はクリーミィな口当たりで、思わず頬が緩む美味しさだ。心も体も安らぐやさしい味付けの湯葉料理を味わって。
美味しいお店が軒を連ねる先斗町で豆腐料理や、湯葉を使った創作料理が楽しめる[豆腐料理とおばんざい 京都豆八本店]。ランチどきに人気を集める豆八籠盛りには、汲み上げ湯葉や嶺岡豆腐など多種多様な料理が美しく盛り付けられ、籠の中に「美味しい!」が目一杯詰まっている。店内はさまざまなニーズを柔軟に対応できるように、カウンター席や個室がスタンバイ。ひとりで贅沢に湯葉を味わうもよし、気心の知れた友人と気軽に立ち寄ってもよし。目にも美しい料理の数々に、向き合うひとときを過ごしてみて。
登録有形文化財に指定されている[順正書院]は、江戸時代に医学学校として建てられたという由緒ある建物。現在は食事会場として受け継がれており、取り囲むように広がる1200坪の回遊式庭園が存在感を放つ。四季の移ろいをその時々で表現する草木達、川のせせらぎなど、秀麗な景色とともに食事を楽しめるのも魅力だ。花コースのメインとしてセレクトできる湯葉は、自身で鍋から汲み上げて味わうスタイル。京の風情を感じる空間に身を置き、作りたてならではの湯葉の味わいに酔いしれて。
[清水寺]と[円山公園]を結ぶねねの道の中程に位置する[高台寺 羽柴]。羽柴秀吉ゆかりの地として京都を代表する観光スポット[高台寺]の敷地内で、湯葉料理を味わえる貴重な料亭だ。注目は、湯葉をふんだんに使用した自家製生ゆば料理。なめらかな湯葉が口いっぱいに広がると評判のとろとろ湯葉ご飯のほか、湯葉とホワイトソースの調和を楽しめるゆばグラタンはぜひ注文してみてほしい。歴史ある[高台寺]の地で、伝統の湯葉料理を堪能して。
創業から300年以上もの間、京都のお麸文化を支えてきた[半兵衛麸]。精進料理や料亭で使うのが主流となっていたお麸を「家庭でも手軽に味わえるように、使い方を紹介していきたい」と誕生したのが[茶房 半兵衛]のルーツだ。看板メニューは自慢の京麸と湯葉を使用したむし養い。京ことばでお腹のむしを養う程度の軽い食事という由来があるが、上品ながらもその品揃えとボリュームに驚かされる。京町家やレトロモダンな洋館を活かした店内で、歴史を感じながら京麸と湯葉のむし養いを堪能して。
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