
[2025年最新]春を楽しもう!京都で桜の見える店...
次第に寒さも和らぎ、吹く風や日差しの中に春の兆しを感じ始める頃、桜の開花が待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。今回は、春の京都を代表する桜の名所を厳選してご紹介します。京都に訪れた際には、観光と併せて名所でのお花見も楽しんで。
国家鎮護の寺として延暦15(796)年に創建された[東寺]。国宝・五重塔は京都を象徴する風景の一つ。境内にはソメイヨシノなど約200本の桜が植えられている。樹齢130年といわれる美しい紅枝垂れ「不二桜」は岩手県盛岡市がふるさと。日本一高い五重塔と不二桜のコントラストの美しさを楽しんで。
瓢箪池のそばに金堂、講堂、食堂が並んでいる。庭園の桜を満喫したら、荘厳の仏像を鑑賞してみては。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/金堂、講堂 8:00〜17:00(受付終了/16:30)
宝物館(会期中のみ)観智院 9:00〜17:00(受付終了/16:30)
※開門時間は5:00~17:00
「宝物館春期特別公開 東寺名宝展-国宝十二天屏風と灌頂」
期間/2025年3月20日(木・祝)~5月25日(日)
時間/9:00~17:00(受付終了/16:30)
拝観料/大人600円、中学生以下300円
「夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)」
期間/2025年3月15日(土)~4月13日(日)
時間/18:00~21:30(受付終了/21:00)
拝観料/大人1000円、中学生以下500円
「新緑ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)」
期間/2025年4月26日(土)~5月6日(火・祝)
時間/18:00~21:30(受付終了/21:00)
拝観料/大人1000円、中学生以下500円
京都を代表する寺院の一つ[清水寺]。
2020年12月には半世紀ぶりの屋根の葺き替え工事が完了、清水の舞台として知られる本堂も装い新たになった。境内には山桜やソメイヨシノなど約1000本が咲き誇り、本堂からの眺めは格別の美しさ。春の夜間特別拝観では、ライトアップされた夜桜に本堂が包まれる幽玄な風景に出合える。
写真提供:清水寺
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/6:00~18:00(季節により変動有)
拝観料/大人500円、小中学生200円
北政所こと豊臣秀吉の正室・高台院(ねね)が豊臣秀吉の菩提を弔うために建立した[高台寺]。当山で人気の方丈前庭・波心庭の枝垂れ桜は、春の特別拝観期間の設えに華を添える。 17時には境内全体がライトアップされ、昼間とは違う幻想的な風景を楽しむことができる。
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
拝観時間/9:00~17:30(最終受付/17:00)
『春の特別展 高台寺奉納襖特別公開「観月の心-桜に願いを込めて」』
拝観期間/2025年3月5日(水)~4月30日(水)
拝観時間/9:00~22:00(最終受付/21:30)
拝観料/大人600円(掌美術館入館券付き)、中高生250円
※2ヵ寺共通割引拝観券(高台寺と掌美術館、圓徳院)900円
『春の夜間特別拝観「祈り~春~」』
拝観期間/2025年3月14日(金)~5月6日(火・祝)
拝観時間/17:00~22:00(最終受付/21:30)
拝観料/大人600円(掌美術館入館券付き)、中高生250円
※2ヵ寺共通割引拝観券(高台寺と掌美術館、圓徳院)900円
明治19(1886)年に開園した京都市内最古の公園[円山公園]。敷地内は回遊式日本庭園になっており、料亭や茶店も点在。京都随一の桜の名所として知られ、枝垂れ桜やソメイヨシノ、山桜など約680本の桜があり、お花見シーズンは公園全体が桜の花に彩られる。公園の中央には樹齢約100年の二代目の枝垂れ桜があり、ライトアップされた姿は「祇園の夜桜」として有名。特設の花見茶屋も登場するので、お酒や食事を楽しみながらゆっくりと鑑賞できる。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
入園料/無料
「名勝円山公園のシダレザクラのライトアップ」
期間/2025年3月25日(火)~4月9日(水)
時間/18:00~22:00
園内自由
※場所取り(あらかじめブルーシート等を広げて場所を確保すること)は禁止
浄土宗の総本山[知恩院]。東山華頂山から東大路通りまでの広い範囲で桜並木が見られる。日本最大級の木造二重門「国宝三門」が桜に包まれるシーンも必見。夜間には枝垂れ桜が見事な「友禅苑」や、国宝の「御影堂」など境内各所がライトアップされる。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/友禅苑 9:00~16:00、方丈庭園 9:00~15:50
※共通券販売は15:20まで
※16:30閉門
拝観料
友禅苑/大人300円、小中学生150円
方丈庭園/大人400円、小中学生200円
庭園共通券/大人 500円、小中学生 250円
「知恩院 春のライトアップ2025」
期間/2025年3月26日(水) ~ 4月6日(日)
時間/17:45~21:30(受付終了/21:00)
拝観料/大人800円、小中学生400円
東山から祇園界隈を流れる白川沿いは[祇園白川]と呼ばれる場所。そのなかでも石畳の道が続き紅殻格子の町家が並ぶ祇園の巽橋と辰巳大明神付近のことを[祇園新橋]と呼び、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。京都を代表するスポットのひとつで撮影などにもよく使われる。春はソメイヨシノや枝垂れ桜が咲き誇り、京都の情緒を感じる風景を彩る。夜はライトアップされ、昼間とはまた違った艶っぽい雰囲気に包まれる。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
「第32回 祇園白川宵桜ライトアップ」
期間/2025年3月28日(金)~4月6日(日)
時間/18:00~22:00
料金/無料
歴史的に有名な高瀬川に沿って情緒溢れる町並みが続く京都有数の繁華街、木屋町通り。木屋町二条から木屋町五条間の高瀬川沿いには、約360本のソメイヨシノなどが植えられ、訪れた人を楽しませている。桜の開花に合わせてライトアップが行われることもあるので、夜桜も堪能してみては。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
散策自由
明治から昭和にかけて[びわ湖疏水]を行き交う船が船荷を下ろさずに移動できるように設置された[蹴上インクライン]。高低差の大きい[蹴上船溜]と[南禅寺船溜]を結び、建設当時は世界最長の傾斜鉄道として知られた。船運の衰退に伴い役割を終えた廃線路は、現在京都市の文化財となっている。線路上を自由に歩くことができ、春にはソメイヨシノとヤマザクラが華やかに彩る。
写真提供:京都市上下水道局
写真提供:京都市上下水道局
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
京都最大の朱色の大鳥居がそびえ立つ[平安神宮]。紅枝垂れ桜やソメイヨシノなど約300本の桜の木が植えられており、大鳥居や社殿の朱色とのコントラストが見事。例年、紅枝垂れ桜が見頃の時期に『観桜茶会』が開催され、茶席が設けられる。また、夜は京都の春を彩る風物詩『紅しだれコンサート』を開催予定。雅楽、ピアノ、バイオリンの演奏が行われ、非日常を感じるひと時が過ごせる。
例年の見頃/3月下旬〜4月中旬
拝観時間/季節により変更あり。詳細は公式サイトを参照
「観桜茶会」
期間/2025年3月29日(土)~4月9日(水)
時間/茶席9:00~16:00(最終受付/15:30)、神苑8:30~17:30
料金/お茶券1000円 ※別途神苑入苑料として大人600円、小人300円が必要
[平安神宮 桜音夜~紅しだれコンサート2025~]
期間/2025年4月2日(水)〜6日(日)
時間/<ライトアップ>18:15~21:00、<コンサート>第1部18:40~19:10(入場受付/18:15~19:15)、第2部19:55~20:25(入場受付/19:35~20:30)の2部制
※第1部と第2部は完全入替制
※客席無し
※詳細は公式サイトを参照
【コンサート付入場券】
料金/4000円
前売/3000円
【入場券】
料金/2000円
前売/1500円
※いずれも小学生以上有料
滋賀県から京都市へ琵琶湖の水を流すために明治時代に作られた運河[琵琶湖疏水]。2018年、疏水を優雅に下る『びわ湖疏水船』が復活。疏水沿いに植えられたソメイヨシノと山桜を眺めるクルージングが人気で、レンガ造りのトンネルとのコラボレーションも見どころのひとつ。船旅と併せて、[南禅寺水路閣]や発電所など周辺の歴史的建造物にも足を伸ばして。
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
時間/8:00台~15:00台
春季運行期間/2025年3月27日(木)~6月8日(日)
料金/大津〜蹴上 大人6000円〜1万4000円
※詳細の乗船料は公式サイトより
「びわ湖大津春のライトアップ〜桜の琵琶湖疏水〜」
期間/2025年3月25日(火)〜2025年4月13日(日)
時間/18:00~21:30
料金/無料
徳川家康が築城し数々の歴史の舞台になってきた[二条城]。春は、寒緋桜を咲き始めとして、ソメイヨシノ、山桜、枝垂れ桜、里桜と、約50品種300本の多種多様な桜を楽しめる。イベント期間中の夜間には桜のライトアップや歴史的空間を活かしたプロジェクションマッピングの他、体験型の催しも企画されており、幻想的な世界を体感できる。
@naked inc.
例年の見頃/3月中旬〜4月中旬
拝観時間/8:45~17:00(最終入場/16:00)
※二の丸御殿の拝観受付時間は8:45~16:10
「二条城桜まつり2025」
期間/2025年3月14日(金)~4月13日(日)
時間/8:45~17:00(最終入場/16:00)
入場料/大人1300円、中高生400円、小学生300円
※二の丸御殿観覧料含む
「NAKED meets 二条城 2025 桜」
期間/20254年3月14日(金)~4月13日(日)
時間/18:00〜22:00 (最終入場/21:00)
入場料/月~木曜は中学生以上2000円、小学生1000円
金~日曜、祝日は中学生以上2500円、小学生1500円
※3月22日(土)、3月29日(土)、4月5日(土)、4月12日(土)は、日付指定の特定日チケットを購入。それ以外のチケットでは入場不可。特定日チケットは中学生以上2800円、小学生1800円
[京都御所]の周辺にあった公家町跡地を整備し、現在は国民公園として開放している[京都御苑]。
自然豊かな京都御苑には、枝垂れ桜、車返桜、山桜など、約1000本の桜の木が植えられている。特に、「出水の枝垂れ桜」と「近衞の枝垂れ桜」といわれる2ヶ所が有名。早咲きの「出水の枝垂れ桜」は傘を広げたような美しい樹形で写真スポットとしても人気を集める。また、3月下旬頃からは「近衞邸跡」にある枝垂れ桜(糸桜)約60本が淡い色から濃い色まで美しいグラデーションで咲き誇る。(ブルーシート使用不可)
画像提供:環境省京都御苑管理事務所
画像提供:環境省京都御苑管理事務所
例年の見頃/3月下旬~4月中旬
入園時間・入園料/入苑自由・無料
京都最古の神社のひとつで通称[上賀茂神社]の名で知られる[賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)]。
一の鳥居から二の鳥居まで一直線に伸びる参道の脇に樹齢150年、紅八重枝垂れ桜の斎王桜、3月下旬に白い花を広げる「御所桜」が並ぶ。また、二の鳥居の先に進むと赤い花をつけるみあれ桜もあり、謂われのある多様な桜が目白押し。
(写真提供:上賀茂神社)
例年の見頃/3月中旬~4月下旬
開門時間/5:30〜17:00(楼門及び授与所は8:00〜16:45)
拝観料/無料
[京都府立植物園]の西側にある散策路、半木の道。賀茂川沿いの北山大橋から北大路橋まで続く道には、約800メートルに渡って八重紅枝垂れ桜が桜のトンネルを作り出す。葵橋付近から上賀茂橋付近までは、ソメイヨシノが連なり対岸からの眺めも美しい。
例年の見頃/4月上旬〜中旬
散策自由
「平野の夜桜」とうたわれる桜の名所[平野神社]。境内には約60種類400本の桜が植えられており、当地が原木の珍しい品種も多い。早咲きの枝垂れ桜「魁桜」をはじめ、開花時期が桜によって異なるため長期に渡りお花見が楽しめる。特別夜間ライトアップでは、ぼんぼりや灯篭などの灯りが桜苑・境内を照らす幻想的な風景に出合える。
例年の見頃/3月下旬〜4月中旬
参拝時間/6:00~17:00
「平野神社 夜桜 特別参拝」
期間/2025年3月22日(土)~4月13日(日)
時間/日没~21:00
参拝料/無料(一部有料区間有)
長きにわたり皇室出身者が住職を務めた皇室とゆかりの深い門跡寺院[仁和寺]。金堂前のソメイヨシノや観音堂前のヨウドウザクラの他、桜苑では4月上旬~中旬頃に[仁和寺]の代名詞として知られる遅咲きの「御室桜」が約200本開花する。風格ある建造物と桜のコントラストが圧巻の風景。境内にはミツバツツジやシャクナゲも多数あり、
仁和寺御室桜、御殿 北庭(撮影:総本山仁和寺)
例年の見頃/4月上旬~中旬
拝観時間 ※仁和寺御所庭園/3~11月 9:00~17:00、12~2月 9:00~16:30
拝観料/御所庭園 大人800円、高校生以下無料
[妙心寺]の南総門を入り、西側すぐのところにある[妙心寺 退蔵院]。約50年前、名園・余香苑(よこうえん)が完成した際に植えられた紅枝垂れ桜が有名。[平安神宮]にある紅枝垂れ桜の孫桜で、花びらの色が日を追うごとにグラデーションに変化していく様は見事。また、散り際は桜のシャワーのようになる花吹雪も圧巻の美しさ。
画像提供:妙心寺塔頭[退蔵院]
画像提供:妙心寺塔頭[退蔵院]
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/9:00~17:00(最終受付)
拝観料/一般600円、小中学生300円(未就学児無料)
※抹茶(お菓子付き)別途700円
禅の美を表現した「方丈庭園」と呼ばれる枯山水庭園で名高い古刹[龍安寺]。枯山水の石庭「方丈庭園」の塀の向こうから覗く枝垂れ桜をはじめ、池泉回遊式庭園「鏡容池」の水面に映る山桜やソメイヨシノが美しく咲き誇る。開花時期には約400本の桜が境内を彩り、桜苑を楽しめる。
画像提供:龍安寺
画像提供:龍安寺
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/8:00~17:00、12~2月は8:30~16:30
拝観料/大人600円、高校生500円、小中学生300円
平安時代の儒学者・清原頼業公を祭神とする[車折神社]。清原頼業公は生前、ことのほか桜を愛でていたという逸話も残るほど、桜に縁が深い場所。河津桜、寒緋桜、渓仙桜、陽光など、多様な桜が約15種類40本植えられており、3月上旬から4月下旬にかけて長期に渡り楽しめるのが魅力。
例年の見頃/3月上旬~4月下旬
拝観時間/9:30〜17:00
拝観料/境内自由
真言宗大覚寺派の本山であり、いけばな発祥の花の寺としても名高い[大覚寺]。お堂エリアでは、心経前殿(しんぎょうぜんでん)の南側正面にある勅使門(ちょくしもん)横に咲く紅枝垂れ桜が見どころ。東に位置する[大沢池]エリアには、ソメイヨシノや山桜など約500本もの桜が植えられている。広大な池の周りを散策しながら、水面に桜と空が鏡のように映し出される絶景を満喫して。
例年の見頃/4月中旬頃 ※気候によって変動あり
拝観時間/9:00~17:00(最終受付/16:30)
拝観料/大人500円、小中高生300円 ※大沢池エリアは大人300円、小中高生100円
数多くの詩人が美しさに魅せられ歌を詠み、『源氏物語』にも登場する歴史と自然が息づく嵐山地区。
[渡月橋]からは嵐山を背景に、桂川沿いと[嵐山公園中之島地区]に植えられた桜が美しく咲く壮観な眺めを堪能できる。川沿いの小道の散策や、桂川水上からの鑑賞などお気に入りの景色を見つけて。
足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため暦応2(1339)年に創建した[天龍寺]。約700年前に夢窓国師によって作庭され、日本で最初の史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園の奥には、枝垂れ桜、ソメイヨシノ、山桜など約200本の桜が咲き誇る。多宝殿西側の「望京の丘」からは、境内の桜と一緒に京都市内を一望でき、こちらも必見。
例年の見頃/3月下旬~4月中旬
拝観時間/庭園8:30~17:00(受付終了/16:50)
諸堂8:30~16:45(受付終了/16:30)
法堂「雲龍図」公開は土・日曜、祝日のみ9:00~16:30 (受付終了/16:20)
※春・秋は毎日公開期間有
「観桜会」(野点席)
期間/2025年4月2日(水)
時間/10:00~15:00
参拝料/庭園参拝料 高校生以上500円、小中学生300円 ※お抹茶代800円別途
天台宗五箇室門跡(ごかしつもんぜき)の一つとして1200年の歴史を紡ぐ[三千院]。京都市内よりも開花時期が少し遅い大原の地にあり、遅咲きの桜を愛でるのにぴったり。石垣に囲まれた玄関口の御殿門(ごてんもん)では美しい枝垂れ桜が参拝客を出迎え、桜と石楠花に彩られた庭園の眺めも見逃せない。毎年4月には不動大祭が1か月にわたって行われ、秘仏である金色不動明王を拝観できる。
例年の見頃/4月中旬
拝観時間/9:00~17:00(3月~10月)
拝観料/大人700円、中高生400円、小学生150円
「不動大祭 秘仏金色不動明王 開扉」
期間/2025年4月19日(土)~5月18日(日)
時間/9:00~17:00(受付終了/16:30)
拝観料/700円
哲学者や文人が散策したことで名前の由来となった[哲学の道]。
若王子橋から浄土寺橋まで続く疏水沿いの全長約2kmの散策道は、「日本の道100選」に選定されている。疏水の両岸には、約400本のソメイヨシノなどが植えられ、満開時はまるで桜のトンネルのよう。
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
見学自由
江戸時代に淀川で酒や米、旅客を運んだ輸送舟を復元した遊覧船[伏見十石舟]。
当時、問屋や酒蔵などが軒を連ね賑わっていた宇治川派流を約50分で往復する。桜の時期は、1kmほど続く百数十本の桜並木をゆったりと楽しめ、夜には川面に映る桜のリフレクションが絶景だ。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
「伏見十石舟」
期間/2025年3月20日(木・祝)〜
運休日/月曜(祝日を除く、4・5・10・11月は月曜も運
時間/10:00~16:20
料金/中学生以上1900円、小学生以下900円
予約/乗船希望日の2日前0時まで
定員/20名
平安遷都の際に都と国の守護を願い創建され、方除(ほうよけ)の神として信仰の厚い[城南宮]。春には「源氏物語花の庭」と親しまれる神苑「楽水苑」内に濃い紅色の紅枝垂れ桜が咲き、「室町の庭」や「桃山の庭」、「城南離宮の庭」から芝生の緑によく映えて美しい桜の景色が望める。古の貴族文化に思いを馳せながら雅な気分を味わって。
例年の見頃/4月中旬
拝観時間/9:00~16:30(最終受付/16:00)
拝観料/大人800円、小学生500円 ※期間により変動
豊臣秀吉が醍醐の花見を行ったといわれる[醍醐寺]は「花の醍醐」とも呼ばれる桜の名所。枝垂れ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など約700本の桜が次々と見頃を迎え、長期間に渡って花見が楽しめる。例年、文化財が多数所蔵されている霊宝館では、春期特別展も開催しており、国宝約7万5000点、重要文化財約430点のなかから、テーマに合わせた寺宝が公開される。
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
拝観時間/9:00~17:00(最終受付/16:30)
拝観料/2025年3月20日(木・祝)~4月20日(日)まで3カ所券(三宝院・伽藍・霊宝館)は大人1800円、中高生1300円。1カ所券は大人800円・中高生600円
三宝院特別拝観は中学生以上500円、上醍醐は入山無料
霊宝館春期特別展「醍醐寺霊宝館開館90周年記念-受け継がれる寺宝-」
天台宗の門跡寺院である[毘沙門堂]は御本尊に毘沙門天を祀ることが名前の由来。紅葉はもちろん桜の名所としても広く知られ、毎年多くの参拝客が訪れる。特に宸殿前にある枝垂れ桜は「毘沙門しだれ」とも呼ばれ、樹齢は150年を超えるという。枝振りは30mにも及び、堂々たる佇まいに感動すること間違いなし。さらに境内には約80本以上の桜が咲き誇り、本堂や一切経蔵、勅使門の周辺を淡く染め上げる。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬 ※気候によって変動あり
拝観時間/3月~11月9:00~16:00(最終受付/16:30)
拝観料/大人700円、高校生400円、小中学生300円
藤原道長の別荘であった宇治殿を、藤原頼通が寺院に改めたのが始まりとされる[平等院]。境内では早咲きの枝垂れ桜とソメイヨシノが順番に咲き誇り、春の景色を楽しめる。鳳凰堂と阿字池をバックに咲き誇る桜は見事で、思わずカメラに収めたくなる美しさ。
写真提供:平等院
例年の見頃/3月下旬~4月上旬
庭園拝観時間/8:30~17:30(最終受付/17:15) ※2025年4月1日(火)より8:45~17:30(最終受付/17:15)
鳳凰堂内部拝観時間/9:30~16:10(20分毎、各回50名定員)
平等院ミュージアム鳳翔館/9:00~17:00(最終受付/16:45)
拝観料/大人700円、中高生400円、小学生300円(庭園・平等院ミュージアム鳳翔館) ※鳳凰堂内部拝観は別途300円
全国に数千あるとされる春日神社のなかでも最初の分社となった[大原野神社]。花芽をたくさんつける姿にちなんで「千眼桜」と名付けられた一重の枝垂れ桜が有名。白い花が満開になる期間は3日間程と短いため幻の桜とも呼ばれており、運よく満開を見ることができれば「千の願いが叶う」という。参道沿いの桜並木や境内の[鯉沢池]に映る桜なども絶好のお花見スポット。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間/9:00〜17:00(社務所受付)
拝観料/無料
「やわたのはちまんさん」の名で親しまれる[石清水八幡宮]。平安時代から桜の名所として知られる男山一帯に鎮座し、春になると参道ケーブル沿いで桜色と新緑とのコントラストが楽しめる。神苑の枝垂れ桜やエジソンの記念碑周辺に咲く桜も見どころ。また春分の日から4月30日の期間は、さまざまな祭典行事を執り行う「男山桜まつり」が開催されるので足を運んでみて。
例年の見頃/3月下旬〜4月上旬
拝観時間(開閉門時間)/6:00~18:00
拝観料/無料
当記事をお読みいただき、ありがとうございます。皆さんにとっての京都の桜の名所、おすすめの桜スポットについても、ぜひお聞かせください!
取材件数年間600件以上!京都・滋賀を知り尽くした編集部厳選のお取り寄せサイト。
今なら公式LINEお友達登録で500円OFFクーポン発行中!!
毎週金曜日の朝8時に配信!教えたくなる新店情報からイベント情報まで、 知っていると役に立つ京都の記事をお届けしています。 約2万人が登録中。お友達追加はこちら!