カカオ京せんべえは、2022年10月の発売から直営店で7か月で累計販売個数2500箱を突破した人気商品だ。プチプチした歯触りのカカオハスク（カカオ豆の皮）と、豊潤なカカオパウダーを練りこんだ、パリっと香ばしい京せんべいは、封を開けるとカカオの甘い香りに包まれる。この度、おみやげ街道の限定商品として登場するカカオ京せんべえ 抹茶くりぃむサンドは、カカオ香る京せんべいにふわふわの抹茶クリームをサンドした、ほろ苦い抹茶とカカオの香ばしさが相性抜群の深みのある味わいになっている。

アップサイクルとは、捨てられるはずだった廃棄物や不用品を新しい製品にアップグレードすること。カカオ京せんべえには、［GOOD NATURE STATION］内にあるオリジナルスイーツブランド［RAU（ラウ）］で、カカオ豆からチョコレートを作る工程ででる本来活用されることのないカカオハスクを使用している。カカオ豆の30％を占めるカカオハスクに価値を見出し、美味しく食べながらリデュース（無駄なごみの量をできるだけ少なくすること）にも貢献できる手土産なのだ。

［GOOD NATURE MARKET］が展開するGOOD CACAOシリーズは、「カカオのぜんぶ、まるごとおいしく。」をコンセプトに、カカオの魅力を余すことなく引き出しながらさまざまな商品を展開している。レトルトカレー、コーヒー、お茶など、どれもカカオのコクや香りが美味しさを引き立たせているものばかり。カカオ京せんべえとカカオ京せんべえ 抹茶くりぃむサンドは、シリーズ初の手土産品として開発。カカオの魅力はもちろん、京都らしさ、日持ち、ばら撒けるといった部分も考えられた、新しい試みに挑戦したものだ。
全商品のパッケージに登場するのは、中南米生まれのカカオの妖精“カカオくん”。デザインは数々の店舗のツールデザインやアートディレクション、イラストレーションを手掛けるアルニコデザインの平塚大輔さんによるもの。謎めいたカカオくんには裏設定があり、“ひとりぼっちでぶっきらぼうな性格だけれど、疲れた人を見つけると、香りで癒やしてくれる”という根は優しい性格なのだそう。遊び心あるデザインが、GOOD CACAOシリーズの魅力をさらに引き立てている。

カカオ京せんべえシリーズは、京都で200年以上の歴史を刻む名店・京菓子司［亀屋良長］の八代目𠮷村良和さんと女将の由依子さんがレシピを監修。おふたりは吉村和菓子店という新ブランドを立ち上げ、“こころにもやさしい京菓子を”をコンセプトに、天然甘味料や自然由来の素材を使用する新しい和菓子を生み出している経験から、こだわりの詰まったレシピが完成した。
カカオ京せんべえシリーズはあえて卵を使用しないことで、素材の美味しさがより際立つ。特に力を入れたのがクリームに練り込む抹茶の配合率だ。何度も試作を重ねて、カカオの香ばしさと抹茶のほろ苦さ、どちらも楽しめる味わいになっている。

せんべいに使う小麦粉は、一般的な小麦の原種にあたる品種改良をされていない古代小麦を。香ばしい独特な風味が特徴で、ミネラルなどの栄養を多く含む。クリームに練りこむ抹茶は、お茶を点てる本格的な京都産抹茶にしたことで、豊潤な抹茶の旨みを感じる上品な味わいに。ショートニングはオーガニックショートニングを使用し口当たりの良いふわふわなクリームに仕立てている。せんべいは職人の手で一枚一枚丁寧に焼き上げ、パリパリした歯触りの本格派だ。手間を惜しまず、丁寧に作られたカカオ京せんべえ 抹茶くりぃむサンドは、美味しくて体にもやさしいクリームサンドになっている。

お土産菓子の包装といえば、白い箱を包装紙で包んでいるものが一般的だが、カカオ京せんべえ 抹茶くりぃむサンドはエコな仕様に。箱は温かみのあるダンボール素材で、パッケージが直接プリントされているためゴミが出ない。食べ終わった後の箱は、ペンケースや小物入れにも使うこともできる。通常捨てられてしまう未活用資源であるカカオハスクのアップサイクルや、ゴミをできるだけ出さない地球にもやさしいお菓子なことから、“しまつの心”をもつ京都の新たなお土産としても注目だ。