ライ麦、全粒粉、黒米粉など、個性豊かな香りや味わいがある素材を使ったパンが店頭に並び、いろいろな種類を食べたくなる。ほとんどの生地に湯種を入れているので、モチモチとした食感に仕上げているのも特徴の一つ。店名にあるように、週一回ほどパン教室も開いており、一人から参加が可能。こんなパンが作りたい！ という要望も加藤さんに気軽に相談してみて。

有名ホテルで研鑽を積んだ旦那さんと京都のパティスリーなどで研鑽を積んだ奥さんによる店ゆえ、レパートリーの豊富さが自慢で店内には80種類以上ものパンがズラリ。フランスの伝統パンや焼き菓子、天然酵母パン、さらには日本らしいクリームパンやあんパンなどもスタンバイ。

健康や食育の大切さを実感してきた経験から、卵やバターをあまり使用しないベーグルに注目した店主。北海道産小麦と天然酵母を使用したベーグルは、噛み応えのあるハード系から、もっちりやわらかいソフト系まで20～30種。亀岡市の観光マスコットキャラクター「明智かめまる」をイメージしたかめまるベーグルは、地元の子どもたちが思わず一目惚れしてしまうほどのキュートなルックス。

パンメーカーに勤めて20年のオーナー奥山さんが、人にも環境にもやさしいパン屋さんを持ちたいという夢を実現。ベーカリーや店が少ない地元が活気付くようにとこの地で開業した。防腐剤を使わず、気温や湿度によって調整しながら、フィリングも手作りして仕上げるパンは菓子パン、惣菜パン、ハード系を含め40～50種。

本場の職人のレシピや技術を駆使したパンは、完全無添加で常時15種類ほどがスタンバイ。食パンは動物性食材不使用で、ヴィーガンの人やアレルギーを持つ人にも食べやすい内容。パンの本場、欧米の味わいを楽しめ、これまでのパンのイメージや固定観念を覆す一軒だ。

焼きカレーパンや塩バターパンといった食事系、シナモンロールやデニッシュやスイーツ系など、合わせて常時40〜50種ほどを一人で仕込み、焼き上げる。なかでもファンが増えているのが、小麦粉3種をブレンドし、低温で長時間発酵させるフランスパンなどのハード系。

山科の住宅街にオープンしたベーカリー。ネイビーを基調とした店内では40種類以上のパンがズラリと並ぶ。
種類豊富な商品のなかでも、特におすすめなのはフランスパンやカンパーニュなどのハード系。ライ麦パンは通常サイズの他、ミニサイズが用意され、気軽に気になるものを購入できるように工夫されている。

店主の宮内奈津代さんは、以前営業していたベーカリー［ラ モワッソン］に客として訪れ、バゲットの美味しさに一目惚れ。ここで働きたいと直談判してパン作りに携わることに。［ラ モワッソン］閉店後、店をオープンした。ラインナップは前店から引き継いだものや、アレンジを加えた商品もあり、いわば進化版。例えばチーズベーグルは、基本的な作り方は同じものの“お腹いっぱいになるように”とチーズの量を増やして満足感のある一品に仕上げている。

パン職人としてのキャリアはなんと30年以上。長年京都市内のベーカリーなどで研鑽を積んだ店主・中野雅透さんが向日市で独立し、米麹を使った体にやさしいヘルシーなパンを毎日焼き上げる。使っているのは東山の老舗種麹店［菱六］の米麹をパウダー状にしたもの。それを生地に入れることで、小麦の香りが引き立ち、ふわふわのやわらかい口当たりが長持ちするそう。

手ごねで一つずつ仕上げるパンは、10種類ほど。約15年使い続けているという千葉の老舗酒蔵［寺田本家］の酒粕で起こした天然酵母を用いており、香り豊かでほのかにチーズのような風味が漂う。和のアンティーク家具が設えられた心地よい空間で植物性のみのオーガニックにこだわったパンを堪能して。

錦林車庫前すぐにオープンした人気ベーカリー［hinami］の2号店ベーカリー［＆hinami］。こちらでは、店主の故郷・淡路島で自家栽培した小麦を店舗内で製粉し、バリエーション豊かなパンを作り出している。オーダー後に調理するバーガーやサンドイッチはいずれもパンが数種から選べる。焼きたての美味しさを堪能して。

JR二条駅から徒歩約1分という好立地にあるパン屋さん。「安心して食べられるパンを」と、北海道産小麦や国産バターなど厳選された食材を使用し、無添加の生地を使ったパンを提供する。オープン時間前の朝9時からは店先の出窓から焼きたてパンとドリンクがテイクアウトできるのも嬉しい。

2人揃ってパン職人として腕を磨いてきた夫妻が開いたベーカリー。10坪ほどの小さな店舗の対面式ショーケースには、国産小麦をメインにしたパンが40～50種並ぶ。行列ができることもしばしばだけど、来てくれた人々が少しでもゆっくり過ごせるようにと、明るい店の雰囲気も魅力のひとつ。