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京都・南座にて、2023年2月9日(木)~2月21日(火)まで、音楽劇『歌うシャイロック』が上演される。
『パーマ屋スミレ』『焼肉ドラゴン』など数々の名作を世に送りだしてきた作・演出家の鄭義信を迎え、シェイクスピア戯曲『ヴェニスの商人』の高利貸しで悪役とされてきたシャイロックに焦点を当て再構成した音楽劇。2014年に韓国ソウル、2017年には兵庫、そして2023年、装いも新たに京都、福岡、東京の全国3都市にて上演される。
主演のシャイロック役に岸谷五朗。演劇ユニット[地球ゴージャス]で自ら作・演出を手がけ、外部舞台への参加はなんと14年ぶり! そして南座への出演は初、さらに鄭義信と舞台でがっつりタッグを組むのは初、となり期待と注目が高まる。
シャイロックの娘・ジェシカ役には、舞台や映画など話題作への出演が続く、中村ゆり。親友のためシャイロックに借金をするアントーニオに、ジャズダンスや日本舞踊にも精通し多彩に活躍する渡部豪太。アントーニオの親友・パッサーニオに鄭義信作品にも多数出演し印象的な役を次々とこなす岡田義徳。そして富豪の娘・ポーシャ役に宝塚歌劇団退団後舞台を中心に活躍する、真琴つばさといった豪華実力派キャストが集結し、シェイクスピアの新しい世界へ誘う。
2022年12月に岸谷五朗が会見に出席し、公演にかける思いを語った。
「『歌うシャイロック』は、(『ヴェニスの商人』を)関西弁にすることによって、シェイクスピアがとてつもなく近所のおっちゃんに見えてくる、本当に通天閣あたりで一升瓶をもって、シェイクスピアも吞んでたんではないかというような親近感、シェイクスピアが近くに存在する、そんな魅力をすでに持っている脚本だと思います。そして、シェイクスピア劇はハードルが高い、ちょっと難しいなと思っているお客様たちに、突破口を開いて見ていただくには、(『歌うシャイロック』は)最高の作品ではないかなと思います。関西弁の持っている温かさとか、親近感が作品全体の魅力になっています。『ヴェニスの商人』では、シャイロックはヒールで終わってしまう。(作品が誕生した当時だからこその)悲しさや刹那がシャイロックを主人公にすることで、より一層見えてきて、本当にシャイロック親子はかわいそうだなと。ただの『ヴェニスの商人』では楽しめない、多面的な面白さを持つのは、『歌うシャイロック』だけだと思います。」
『ヴェニスの商人』の悪はシャイロックだったのか? 悪とは何なのか? 重厚なテーマを抱えつつも、全編関西弁で繰り広げられる、歌あり、踊りありのノンストップエンターテインメント。“とてつもなく近所のおっちゃん”となるシェイクスピアの作品を南座で体感してみて。
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