
[2024]京都のおすすめケーキ屋さん12選
皮の中にあんこを挟む、シンプルな美味しさが魅力の最中(もなか)。昔ながらの形状だけでなく、キュートなフォルムやオリジナリティ溢れる餡など、ユニークな商品も続出。
今再注目されている京都の最中を6軒セレクト!こだわりと個性の詰まった最中を食べ比べてみて。
祇園[鍵善良房]から、暖簾分けという形で1921(大正10)年に創業。狛猪で有名な建仁寺の塔頭・禅居庵が近くにあることから生み出された「うりんこ」は、猪の子ども・うりぼうを模ったかわいい最中。寒天を加えた最中用のつぶ餡と+αの具材が入っており、一つでも食べ応え十分。
うりんこ 1個216円。栗の甘露煮、自家製黒豆、乾燥イチジク入り。注文を聞いてから丁寧に手詰めするので、パリパリの最中皮が楽しめる
有名和菓子店などへ最中種の卸しを70年以上続けてきた最中種専門店によるオリジナル最中の店。こちらで楽しめるのは、生地に3種のナッツを練り込んだオリジナル最中種の種実(アーモンド、クルミ、ピーナッツ)3種類。種実は中に餡とナッツペースト入りで、ナッツと餡のマリアージュを堪能できる。
種実(落花生・扁桃・胡桃)各250円。落花生のピーナツバター、扁桃のアーモンドバター入り。胡桃はキャラメリゼしたクルミをイン
幼稚園帰りの女の子からお年寄りの男性まで、幅広い和菓子ファンに愛される和菓子店[いと達]。[笹屋伊織]などで修業した伊藤さんが、伝統的な味わいと心躍るカタチをテーマにした和菓子を提供する。アイシングクッキーからヒントを得た人気のテディベア最中は、中に餡がみっちり詰まった、見た目も味もスイートな一品。
いと達のもなか 1個350円。中には一休寺納豆入りの黒糖こし餡が詰まっている
1803(享和3)年創業の和菓子店[鶴屋吉信]。歴史ある老舗店から、洋菓子のような見た目のかわいらしい最中「IROMONAKA」が登場。マカロンから着想を得て作った一口サイズの最中は、最中種を天然素材で色付けし、希少な馬路大納言小豆を使った餡を詰めたもの。定番3種類のほかローズや柚子などの季節限定餡、手作り用セットも。
IROMONAKA個包装 1個216円~。いろとりどりの一口サイズの最中の餡は小倉・こしあん・抹茶・季節限定の4種類がスタンバイ。[IRODORI]限定商品
創業から95年、市場で直接仕入れした宇治茶をお値打ち価格で販売してきた専門店。長らく通う常連の信頼を支えてきたのが、茶審査技術五段の持ち主である三代目の目利き。宇治抹茶アイスもなかは、茶壷をイメージした最中種の中に、ミルク感とのバランスを考えて選んだという高級抹茶を使用したアイスがみっちり。
宇治抹茶アイスもなか 1個150円。20年ほど前、二代目店主が販売をスタート
創業は1908(明治41)年、そこから約100年後に誕生した、このもなかセット。良質な素材を使ったあんこを手焼きの皮でサンドした、サクッと繊細な歯触りと小豆の味わいが絶妙。セットの餡はあっさりとしたつぶ餡、豆の主張が強い大納言のつぶ餡、こし餡、白餡の4種から、種は2タイプから選べる。
あんこ屋さんのもなか 丹波セット 1600円。丹波大納言の粒餡500gと、もなかの皮10組がセットに。菊型の種は全部プレーンと、プレーンとほうじ茶が半々のどちらかを選択できる
西陣の下長者町通りに佇む[京菓子司 金谷正廣]。創業は江戸末期の1856(安政3)年。六代目の金谷亘さんは、店が紡いできた歴史を大切にしつつ、新しい感性でお菓子を生み出す。そのひとつである「文学もなか」は、ネコの形の最中の前後に「吾輩は」と「である。」の文字。くすっと笑ってしまう仕掛けが楽しい。
(左上)2022年11月13日まで京都市京セラ美術館ミュージアムカフェ[ENFUSE]にて販売(イートインのみ)。小名木陽一『肺と腎臓』 コラボレーション和菓子 500円(右下)ネコの形の最中の中には北海道産小豆を丁寧に炊いたつぶ餡が。今年発売した新商品・文学もなか 216円
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