日本庭園を敷地内に持つ[がんこ 高瀬川二条苑]の川...
上木屋町の最も北に位置する[がんこ 高瀬川二条苑]は、石垣に覆われた外観に荘厳な気配が漂う。ここは1611年頃に、豪商・角倉了以により開削された高瀬川の源流庭苑に、その後明治の元勲・山縣有朋がその別邸として建築した。そして、第三代日本銀行総裁・川田小一郎など、名だたる資産家に受け継がれてきた。
街中ながら広大な日本庭園があり、東を流れる鴨川の分流・みそそぎ川の水が庭園の池に流れ高瀬川へと注ぐため、高瀬川源流庭苑と呼ばれている。江戸時代に小堀遠州が茶庭を作庭し明治時代に 七代目小川治兵衛が手を加えるなど、家主の嗜好に合わせて少しずつ変化をしてきたものの、角倉了以の時代に造られた原形を留めており、在りし日の姿を偲ぶことができる。
明治時代などの名残を感じられる建物にも注目を。名士の別邸として活躍した誇りが宿る空間で料理長自慢の季節を感じる和食を味わおう。
豊臣秀吉が好んだ金の 茶室と同じ中板三畳の間取り。立ったまま入れる貴人口を備えている。
建物の内装や外装など細かい意匠に目を向け て、明治時代の建築美を感じたい。
庭園には国内最大級の吾妻屋風灯籠など、さまざまな時代に作られた30基ほどの灯籠がある。
明治時代に能舞台として使われていたという建物には、その名残の欄干が見られる。
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