[2023]京都のおすすめ紅葉ライトアップ24選
水の供給をつかさどる高龗(たかおかみ)の神を御祭神とする神社。創建年代は不明だが、約1300年前にはすでにこの地にあったと伝わる。社殿前の石垣から御神水が湧き出ている本宮、磐長姫命(いわながひめのみこと)をまつり、縁結びの御利益で有名な結社、凛とした静けさが満ちた創建の地・奥宮の三社からなる。
「きふね」は古くは、「気が生じる根源」で「気生根」、「気が生じる山」で「気生嶺」とも書かれていて、現代で言う“パワースポット”としても信仰を集めた。陽光を受けて輝く森の緑と豊かな水が流れる川音に包まれながらお参りすれば、気力がわいてくるのも納得だ。紅葉のライトアップでは、灯りに照らされたもみじが昼間とは違う美しさを放つ。
三つの社すべてに、豊かな水がある場所に生息するとされる桂の木がそびえ、この地がたくさんの水を蓄えていることを物語る。そのほか奥宮には、参道に同じ根から二本の杉が生えた「相生の杉」、境内に杉と楓が重なって一つになった「連理の杉」がある。
本宮の境内へと続く87段の石段。平安時代からつくりは変わらないが、5年前にここを整備した際、新しい名所が加わった。それがこのハートの形をした石。縁結び祈願に訪れたなら、まずはこの石を探してみよう。
平安時代の女流歌人・和泉式部が参拝した伝説が残り、「恋の宮」とも言われる結社。境内には和泉式部が夫を思って捧げた歌、「もの思へは 澤のほたるも わか身より あくかれいつる 魂かとそ見る」が刻まれた歌碑がある。
奥宮の本殿は「龍穴(りゅうけつ)」と呼ばれる巨大な穴の上に建てられている。この穴は誰の目にも触れてはいけない神聖なもの。ところが江戸時代、穴に大工がノミを落としてしまった。すると突風が起ってノミが空中に舞い上がったというエピソードが伝わる。
社伝では玉依姫命(たまよりひめのみこと)が浪速から船で川を遡り、祠をまつったのが貴船神社の創建とされる。そのとき乗っていた黄色の船が奥宮の境内にある「船形石」。船は小石で覆ってあり、その小石には海上安全の御利益があるとか。「黄船」が「貴船」になったとも言われている。
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