[2024]まだ間に合う!京都で遅咲きの桜を楽しめ...
暖かな春の風が心地よく、新しい始まりの季節がやってきました!今回は夜間限定拝観が楽しめる名所から穴場まで、お休みの日はもちろん仕事や学校帰りにもふらりと立ち寄れる京都から行ける桜ライトアップ情報を紹介します。(TEXT/杉崎友里恵、EDIT/澤村萌)
正治2(1200)年に医王教寺の塔頭寺院として建てられた[正寿院]。
災いを除いて福を招くという意味が込められたハート型の猪目窓が桜色に染まり、客殿内から桜の海の如く、見渡す限り埋め尽くされる景色は圧巻。本堂側の樹齢100年近い古木桜の艶やかに咲く姿も必見だ。
見頃/3月下旬〜4月上旬
期間/2024年3月27日(水)〜4月5日(金)
拝観時間/<1部>17:30〜19:00、<2部>19:30〜20:30 ※完全入替制
拝観料/1000円 ※特別拝観は完全予約制、予約申込はこちら
藤原道真公とゆかりの深い[長岡天満宮]。
1638(寛永15)年に八条宮智忠親王によって築造された外周1kmにも及ぶ八条ケ池がライトアップ。檜で作られた水上橋からは、夜空に浮かぶ桜とその姿が池に映し出された夢幻的な景色を眺められる。
見頃/3月下旬~4月上旬
期間/2024年3月30日(土)~4月7日(日)
拝観時間/18:00~21:00
料金/無料
鎌倉時代の僧侶上人が創建。国家鎮護・皇室繁栄などの祈願を後醍醐天皇より賜り、現在も皇族とゆかりがある[妙顕寺]。
勅使門に面した四海唱導の庭には明かりが灯され、厳かな雰囲気の中で枝垂れ桜が風情を添える日本庭園を鑑賞できる。
見頃/3月下旬~4月上旬
期間/2024年3月23日(土)〜4月7日(日)
拝観時間/18:00~20:00
拝観料/800円、小学生以下無料
京都を代表する寺院の一つ[清水寺]。
春の夜間特別拝観では、夜桜や高さ約31メートルの三重塔など境内のスポットがライトアップされ、幽玄な風景に出合える。また、清水の舞台からは京都の夜景が堪能でき、夜桜とともに楽しむことができる。
見頃/3月下旬〜4月上旬
期間/2024年3月23日(土) ~ 3月31日(日)
拝観時間/18:00~21:00(受付終了)
料金/大人400円、小中生200円
浄土宗の総本山[知恩院]。
東山華頂山から東大路通りまでの広い範囲で桜並木が見られる。夜間特別拝観では枝垂れ桜が見事な庭園「友禅苑」をはじめ、境内各所がライトアップ。法話や木魚に触れ「南無阿弥陀仏」とお称えする体験イベントや、ライトアップ拝観エリアをお坊さんと1時間半掛けてじっくりと巡る月かげプレミアムツアーが実施される。
見頃/3月下旬〜4月上旬
期間/2024年3月23日(土) ~ 4月3日(水)
拝観時間/17:45~21:30(受付終了/21:00)
料金/大人800円、小中学生400円
国家鎮護の寺として創建された[東寺]。
国宝・五重塔は京都を象徴する風景の一つ。境内にはソメイヨシノなど約200本の桜が植えられている。樹齢130年といわれる美しい紅しだれ「不二桜」は岩手県盛岡市がふるさと。日本一高い五重塔を背景にライトアップされた不二桜の幻想的な景色を楽しんで。
期間/2024年3月16日(土)~4月14日(日)
時間/18:00~21:30(受付終了/21:00)
料金/大人1000円、中学生以下500円
※団体料金扱いなし
北政所こと正室・高台院(ねね)が豊臣秀吉の菩提と自身の終の墓所として建立した[高台寺]。
方丈前庭・波心庭の枝垂れ桜は、春の特別拝観期間の設えと見事に競演し華を添える。北政所没後四百年を記念し女性作家の襖絵の公開もあわせて行われ、こちらも見逃せない。
見頃/3月上旬~4月下旬
期間/2024年3月15日(金)~5月6日(月・祝)
拝観時間/17:00~22:00(受付終了/21:30)
※通常拝観との入れ替え無し
拝観料/大人600円(掌美術館入館券付き)、中高生250円
※2カ寺共通拝観券(高台寺、圓徳院)900円
「平野の夜桜」とうたわれる桜の名所[平野神社]。
境内には約60種類400本の桜が植えられており、当地が原木の珍しい品種も多い。特別夜間照明では、ぼんぼりや灯篭などの灯かりが桜苑・境内を照らす幻想的な風景に出合える。
見頃/3月下旬〜4月中旬
期間/2024年3月23日(土)~4月14日(日)
参拝時間/日没~21:00
料金/無料(一部有料区間有)
徳川家康が築城し数々の歴史の舞台になってきた[二条城]。
春は山桜や里桜、八重紅枝垂桜など50品種約300本の多種多様な桜を楽しめる。期間中の夜間には桜のライトアップや歴史的空間を活かしたプロジェクションマッピングのほか、体験型のコンテンツも用意されており、来場者を幻想的な世界へと誘う。華麗に彩られた世界遺産を堪能あれ。
見頃/3月中旬〜4月中旬(例年)
期間/2024年3月8日(金)~4月7日(日)
開城時間/18:00〜22:00(最終入場/21:00)
料金/月~木曜 中学生以上2000円、小学生1200円
金~日曜、祝日 中学生以上2400円、小学生1600円
※3月23日(土)、3月30日(土)ご来場の方は、日付指定の「特定日チケット」をご購入ください。それ以外のチケットではご入場いただけません。特定日チケット 中学生以上2800円、小学生2000円
京都で最大の朱色の大鳥居がそびえ立つ[平安神宮]。
夜桜とアーティストたちの奏でる音色が京の夜を彩る「平安神宮 桜音夜(さくらおとよ)」が今年も開催。作家・谷崎潤一郎が小説「細雪」のなかで‟紅の雲”と表現した南神苑の栖鳳池に映し出される紅枝垂れ桜をライトアップ。栖鳳池の鏡面に映し出される東神苑貴賓館をステージとし、雅楽、ピアノの演奏が行われる。
見頃/3月下旬〜4月中旬
「平安神宮 桜音夜~紅しだれコンサート2024~」
期間/2024年4月3日(水)〜7日(日)
時間/<ライトアップ>18:15~21:00、<コンサート>18:40~19:10(入場受付/18:15~19:15)、19:55~20:25(入場受付/19:35~20:30)の2部制
※完全入替制
※客席無し
※詳細は公式サイトを参照
【コンサート付入場券】
料金/一般4000円、小学生3500円
前売/一般3000円、小学生2500円
【入場券】
料金/一般1500円、小学生1300円
前売/一般1000円、小学生800円
日本で最初の公立総合植物園であり関西屈指の規模を誇る[京都府立植物園]。
夜にはソメイヨシノやヤエベニシダレなど約300本の桜がライトアップされ、昼とは違う夢のような風景に包まれる。また期間中の夜間は、約4500種類もの熱帯植物等が植栽・展示される日本最大級の観覧温室が無料開室される。
見頃/3月中旬〜4月上旬
期間/2024年3月23日(土)~4月7日(日)
入園時間/日没後18:00頃~21:00(最終入園/20:00)
※昼の入園と入れ替え無し
料金/一般200円、高校生150円、中学生以下無料
東山から祇園界隈を流れる白川沿いは[祇園白川]と呼ばれる場所。
特に、巽橋と辰巳大明神付近の[祇園新橋]は、1976(昭和51)年、国の伝統的建造物群保存地区の指定を受け、現在でも50数件の茶屋形式の町家が守られているエリア。夜は川端通りから巽橋まで、白川に沿った桜並木がライトアップされ、伝統的な建物と石畳の風景が一層情緒ある雰囲気に。周辺の通り沿いには灯籠(花行灯)も置かれ、温かい灯りに包まれる。
見頃/3月下旬〜4月上旬
期間/2024年3月22日(金)~3月31日(日)
時間/18:00~22:00
料金/無料
明治19(1886)年開園の京都市内最古の公園[円山公園]。
枝垂れ桜、ソメイヨシノ、山桜など約680本の桜があり、京都随一の桜の名所として知られる。公園の中央には、「祇園の夜桜」として有名な枝垂れ桜があり、ライトアップされた姿は圧巻。期間中は、日没からかがり火が焚かれ、花見茶屋をはじめ多くの花見客の姿が見られる。
見頃/3月下旬〜4月上旬
期間/2024年3月23日(土) ~ 4月7日(日)
時間/18:00~22:00
園内自由
※場所取り(あらかじめブルーシート等を広げて場所を確保する
平安時代に藤原良房が創建した寺院が前身と伝えられる[墨染寺]。
「桜寺」とも評されるこちらでは、境内に咲く墨染桜をはじめソメイヨシノ、八重桜など由緒ある桜がライトアップされる。
見頃/3月下旬~4月中旬
期間/2024年3月22日(金)〜4月上旬
時間/18:00~21:00
料金/無料
滋賀県から京都市へ琵琶湖の水を流すために明治時代に作られた運河「琵琶湖疏水」。
桜の時期には、鹿関橋付近から下流の約200メートルにかけて疏水の両岸に植えられたソメイヨシノと山桜がライトアップされ、幻想的な夜桜の世界へ誘われる。隣接する[三井寺(園城寺)]へと続く一帯は、特に関西でも有数の花見の名所。
見頃/4月上旬~中旬
期間/2024年3月22日(金)~4月14日(日)
時間/18:00〜21:30
料金/無料
取材件数年間600件以上!京都・滋賀を知り尽くした編集部厳選のお取り寄せサイト。
今なら公式LINEお友達登録で500円OFFクーポン発行中!!