ひっそりとした路地奥に、看板もなく店を構える［肉料理やま］は、知る人ぞ知る予約困難店。メニューは月替わりのおまかせコース1本で、黒毛和牛の雌牛のみを使用した炭火焼きがメイン。絶妙なタイミングで焼き上げられる極上部位やタン塩食べ比べ他、肉料理を知り尽くした店主が生み出す創作料理も見逃せない。

一頭買いで豊富な和牛メニューを揃える［京の焼肉処 弘］が先斗町に構えるのは、京料理と焼肉の新しい形を生み出す［京やきにく 弘 先斗町別邸］。カウンター席限定の料理長おまかせコースは、牛トロの炙り寿司や新鮮和牛の造りなど、多彩な和牛料理が目の前で調理される。ベストな焼き加減で提供されるライブ感も楽しい。

京焼肉の伝統を守る［焼肉の名門 天壇］の清水コースは［祇園本店］だけにあるロイヤルフロア限定のメニュー。さまざまな和牛の部位を味わえ、旨みの強い近江牛、短角牛は塩や自家製ポン酢でいただくなど肉に合わせた食べ方が楽しめる。タレ焼肉は［天壇］こだわりのダシのようなつけダレでさっぱりと。牛手毬寿司（4貫2600円）などアラカルトも人気。

古都らしい街並みが残る木屋町エリアで訪れたいのが、ステーキ重ブームの火付け役となった［肉屋 黒川］。黒毛和牛の中でも厳選した部位のみを使用したステーキ重は、肉、米、タレ、温度のすべてが絶妙なバランスで提供されるため、なんと賞味期限は15分。絶妙な焼き加減で旨みが閉じ込められた肉を、最高の状態でごはんとともにかきこんで。

風情ある細い路地の先にある、大人の隠れ家のような［京都肉割烹 みや田］では、希少な京都肉を使用した肉割烹をコースで楽しめる。日替わりの極上コースは、京都肉をダイレクトに味わえるシャトーブリアン炭火焼きの他、剣先イカと肉の小丼、ホタテと肉のカツなど、さまざまな食材と京都肉を組み合わせた繊細なメニューも魅力だ。

［焼肉ダイニング甲］では、神戸牛・近江牛・松阪牛の日本三大和牛や京野菜など関西圏中心の食材を、焼肉スタイルで提供。希少・特選部位が揃う甲の特選盛合せをはじめ、本物志向の人も満足させる甲の悶絶肉コースといった豊富な肉メニューが魅力だ。トリュフユッケやサーロイン炙りユッケなど、オリジナリティ溢れる全17種類のユッケも人気。

京町家の風情ある店内で、繊細な肉料理を会席仕立てで味わえる［祇園肉亭 新］。選び抜かれた和牛と四季折々の山・海の幸に職人の技が掛け合わさり、見た目も美しい品々として並ぶ。月替わりの華月コースでは、肉亭ユッケや近江牛の炭火焼きの他、土鍋で炊いた艶々の銀シャリを旬の食材と共に味わえる〆の土鍋ご飯も人気だ。