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渡辺えりさんと、室井滋さんがW主演する舞台『喜劇 老後の資金がありません』が南座にて、2023年1月14日(土)~28日(土)まで上演される。原作は、作家・垣谷美雨さんの同名小説で、映画化もされた人気作品。2021年に、喜劇に定評のあるマギーさんの脚色・演出で初演されたが、今回早くも再演が決定。
次々と降りかかる出費に四苦八苦する主婦の姿をコメディタッチで描き、笑いを誘いながらも、多くの人々が共感できるリアルな現実を描いていく喜劇。渡辺えりさん演じる主婦・後藤篤子と、意外にも渡辺さんとは初共演となる室井さんが篤子の友人・神田サツキに挑むとあり、すでに期待が高まっている。
2022年11月に、渡辺えりさんと室井滋さんが取材会を行い、舞台への意気込みを語ってくれた。
2021年の初演から出演し、今回が2度目となる渡辺さんは、「この芝居をやって、今、老後の資金を何とかしようと考えています」と楽しく挨拶。
初共演となる室井さんの印象については、「変化球が楽しみです。面白いニュアンスで漫才コンビのようにやっていけるのではないか」とワクワクした表情で語り、自身が演じる役柄については、「篤子は城下町出身のいいところのお嬢さん。しっかりしていそうで、ちょっとおっちょこちょいな50代の一般的な主婦。冠婚葬祭の問題が出てくることで、自分が見栄っ張りで心配性だったことに直面していくんです」とコメント。
作品自体については、「80代、90代の人が観ても元気になるようなお芝居。人間を信じよう、家族の愛を信じようというポジティブなエンディングにホッとしている」と語った。
初参加の室井さんは、舞台で歌唱があるため「オペラ歌手に歌を習っているが、さっぱり」と開口一番笑いを誘い、老後については「記憶力を大事するために、携帯の電話番号50個は覚えています。あと、体幹を鍛えるため自転車に乗っています。自分の老後も踏まえて、この舞台を頑張りたい」と語った。
渡辺さんとの共演には、「渡辺さんに演出してもらいたいです。修業のつもりで頑張りたい」と信頼を寄せた。自身のサツキ役については、「旦那が命の人かなと。旦那に何かあると意外ともろいかもしれないし、旦那を支えるために、悪いことをやっちゃうのではないか」と話すと、渡辺さんが「お客さんに『篤子の一家よりもサツキの一家のほうが幸せそう』と言われたことがあるんですよ。そういう対比を見せてもいいのかもしれない。これは面白くなりますね(笑)」と何やら閃いた様子。
作品自体について聞かれると、室井さんは「コロナ禍で年を取ったらどう暮らすのかがはっきりしてきた気がしますね。私の友人は子どものお荷物になるのは嫌だと思っている。私のように子どもを持たない人もいますし、私もなるべく仕事を続けたい。この先は本当の幸せとはなんだろうと、社会全体で考える必要があるのでは。このお芝居がそんな問題を考えるきっかけになったら」と思いを述べた。
なにかと話題に取り上げられ、他人事ではいられない「老後資金」。初共演の2人が魅せる、歌、踊り、そしてユーモラスで軽快なストーリー展開で、不安を笑いで吹き飛ばしてくれる舞台を、ぜひ南座で。
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