三上博史のヘドウィグがライブ・バージョンで復活!『...
京都には古くから残る歴史感じる銭湯がたくさんあります。しかし、以前は600軒ほどあった銭湯は年々廃業が進んでいる様子。それでも残る銭湯には様々な個性や魅力があります。さぁ今夜は、暖簾を潜って、ノスタルジックな雰囲気漂う銭湯の世界へ飛び込もう。
浴室の大きな噴水や脱衣所の招き猫、近隣の作家が作った雑貨が並ぶ雑多な雰囲気こそが魅力的な[梅湯]は明治時代創業と伝わる。こちらの廃業を聞きつけ、引き継いだ現在の店主は学生時代に自ら銭湯巡りの同好会を立ち上げ、当時180軒ほどあった府内の銭湯をすべて訪れたという強者。また、店名にあるようにウリの「サウナ」は無料で入れるのも嬉しい。ライブや落語など、月1回のイベントも必見。
京都駅から東寺への向かう細い路地を抜けると出現する昭和24年創業の[日の出湯]。季節によって変えられる色とりどりの暖簾をくぐると、高い格天井が印象的な脱衣場が広がる。開放感に圧倒されてしまうその空間の奥には、銭湯では珍しい中庭もあり、観葉植物などが癒しを与えてくれる。映画『マザーウォーター』の舞台にもなり、至るところに残る昭和の味わい深さを求めるお客さんも後を絶たない。
開店早々活気づく[桜湯]は、大正8年創業とその歴史は長い。中へ入ると木製のロッカーには年季の入った柳行李が並び、番頭に立つお母さんとお客さんの楽しそうな会話が聞こえてくる。「銭湯は私にとっての生きがい。お客さんとお話できることで元気をもらっている」と笑顔満点でお母さんは語ってくれる。名水に恵まれた京都の銭湯の多くに井戸があり、こちらも全て地下水を沸かして使用している。
錦市場のすぐ近く、京都の街中にある[錦湯]は昭和2年創業。京都生まれ、京都育ちの店主が営む銭湯は、単に「お風呂に入る」だけでなく、イベントの開催や銭湯でありながらジャズが流れるなど新しい発見に溢れている。創業当初からそのままの雰囲気を残す浴室や、京都の銭湯の特徴でもあり今では修理できる職人も減った貴重な「柳行李」など、スーパー銭湯では感じられない味わい深さが残る。
料理旅館[船岡楼]の付属施設だったというこちらは、戦後1947年に銭湯として営業を開始。美しいカーブを描いた屋根が特徴的な唐破風造の建築物として、国の登録有形文化財にも指定されている。天狗と源義経を描いた天井の木彫り、凹凸と華やかな彩色が美しいマジョリカタイルなど、脱衣所だけでも見所豊富。日本で初めて電気風呂をつけたのもこの[船岡温泉]といわれ、多彩な風呂の種類にも注目したい。
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